キルギス観光の必要日数|観光地&絶景9選【所要時間付き】
「中央アジアのスイス」と称される、遊牧民族と大自然の国キルギス
天山山脈やパミール高原、イシク・クル湖など美しい自然が広がる国で、東西を貫くシルクロードの交易路は世界遺産にも登録されています。
国土の約 9 割が標高 1,500m 以上の山岳地帯であり、なんと 80 もの民族が共存する多民族国家です。
キルギス旅行(観光)に必要な日数は、8~10日間が目安となります。
それでは、「キルギスで必ず訪れたい観光地6選」と「旅程に加えたいキルギスの秘境3選」を「所要時間」付きで書いています。
キルギスを観光(旅行)する上で、旅の計画、旅程の作成などにお役立てください。
キルギスで必ず訪れたい観光地6選
1. アラ・アルチャ自然公園/ Ala Archa National Park
【所要時間:半日~1日】
-首都から最も近い大自然-
首都ビシュケクから車で約 40 分、山々の宝庫「アラ・アルチャ自然公園」
旅行者はもちろん、地元の人々にも愛されているトレッキングやハイキングスポットです。
年中いつでも楽しめます。
特に 6 月~7 月は約 800 種類以上の美しい高山植物が咲き、色とりどりの花や植物を見る事が出来ます。
羊やヤギ、馬、牛やウサギなど沢山の動物が放牧され、心和む光景が広がります♪
ハイキング(トレッキング)コースの先には、のどかな光景やアク・サイの滝があるので、頑張ってたどり着いてみてください!
2. チョンケミン/Chong kemin
【所要時間:1~2日】
-絶景の中での騎馬トレッキング-
首都ビシュケクから車で北東へ約 2 時間、国立自然公園「チョンケミン」
2,000~4,000m 級の偉大な山々に囲まれて、乗馬をしながら渓谷を散策できます♪
チョンケミンの村はとてものどかで、夏にはカラフルな花で大草原が埋め尽くされます。
フラワーハイキングや騎馬トレッキングでは、スケールの異なる色とりどりの大自然が満喫でき、そこには日本では体験できない感動があります。
沢山の花が咲く草原と丘、遠くへ広がる山々のコントラストは、本当に同じ地球なのかと思えるほど素敵です。
おすすめ
テントと寝袋を持って、コル・コグール湖の湖畔でキャンプしてみるといいですよ!
静かでマイナスイオン溢れるスポットで、夜には満点に広がる星空・・・
言葉にできない感動とはまさにこのことでしょう
3.イシク・クル湖/ Issyk Kul Lake
【所要時間:半日~1日】
-世界第二位の透明度-
琵琶湖の約 9 倍の、大きな塩湖「イシク・クル湖」
温かい湖という意味であるこの湖は、標高 1,600m の場所にありながら一度も凍ったことのない不凍湖です!
「イシク・クル」とは、現地の言葉で温かく包む包容力を持つという意味があるそうです。
イシク・クル湖はその大きさと美しさから、「中央アジアの真珠」や「キルギスの海」と称されています。
湖はどこまでも透き通っていて、そのきれいさは世界第2位を誇っています。
そして湖の向こうに眺める雪かぶった天山山脈の景色は、感動的です。
おすすめ
湖岸には、「ユルタ」と呼ばれる移動式住居でキャンプやホームステイ体験ができます。
湖を前に、ユルタ滞在で遊牧民気分を味わいましょう!
住所 | Kosice, Kosice Region, Slovakia |
アクセス | ブラチスラバから鉄道で約6時間 |
4.カラ・コル/ Karakol
【所要時間:1日~2日】
-三蔵法師が立ち寄ったグローバル都市-
首都ビシュケクの北東部、イシク・クル湖の東端、その昔三蔵法師が湖に立ち寄った記録の残る「カラ・コル」。
キルギス人、ロシア人、ウクライナ人、中国から逃れてきたウイグル人やドゥンガン人など様々な人種の共存するキルギスの多民族都市。
カラコルは絶景で知られる天山山脈登山の基点、キルギス最高峰のポベタ(7,439m)の登山口として知られています。
街からも美しい山並みを眺めることができます!
早朝には、町の住人が家畜の牛を放牧地へ連れて行く光景などが見られ、早起きしての散歩などおすすめです♪
5.ブラナの塔とバラサグン遺跡/Burana Tower
【所要時間:半日~1日】
-キルギス代表格の世界遺産 –
首都ビシュケクから車で約 1 時間、キルギスを代表する世界遺産「ブラナの塔」。
大自然の中に突如姿を見せる、 高さ24mのプラナの塔は圧巻です。
(かつて 45mあった塔は、上部分が地震で崩壊し、そのままの姿で残っています)
塔内には螺旋階段を登っていくと、周辺の自然の絶景が楽しめます。
ブラナの塔を訪問した後は、目の前にあるバラサグン遺跡の散策がおすすめです。
遺跡の周りには、石人と呼ばれる石の像が並んでいて、神秘的な雰囲気が漂わせています。
6.ソン・クル湖/Son Kul Lake
【所要時間:半日~1日】
-絶景の中での遊牧民体験-
現地の言葉で「最後の湖」の意味をもつ「ソン・クル湖」。
「ソン・クル湖」は、標高約 3,000m にある湖で、湖周辺に広がる草原には、エーデルワイスや色とりどりの珍しい高山植物が咲き誇ります。
夏場は避暑地として、遊牧民たちが湖畔にユルタ(移動式住居)を作り生活を営みます。
湖と大草原で体験するユラタでの宿泊は、きっと一生の大切な思い出になるでしょう。
夜には満点の星空のもと流れ星も見られ、寝るのが惜しくなってしまいそうです。
おすすめ
冬は道が閉鎖されてしまうので、夏の訪問がおすすめです♪
旅程に加えたいキルギスの秘境3選
1. アラコル湖/Ala Kul Lake
【所要時間:1日~2 日】
―奥の奥にあるターコイズブルーの山上湖ー
まさに秘境と呼べるような場所にある「アラコル湖」。
アクセス
① キルギスの首都ビシュケクからカラコルの街へ (シェアタクシーやバスで半日+)
② カラコルから山奥の村アルティン・アラシャンへ (徒歩で 1 日 or ジープで 2 時間)
③ アルティン・アラシャンからアラコル湖 (馬に乗り 3 時間かけ山を登る + 徒歩 1 時間)
道のりは決してラクではありませんが、それこそアラクル湖にたどり着いたときの感動は、何ものにも代えがたいはずです♪
おすすめ
アラコル湖のトレッキングの起点アルティン・アラシャンには温泉があります。
アラコル湖まで辿り着いた者のみが味わえる癒しですね(^^)
2.アルティン・アラシャン/Altyn Arashan
【所要時間:約 2 日】
―アルプスの少女ハイジの世界&アラコル湖への起点の村―
カラコルから約 16km、ハイジの世界広がる村「アルティン・アラシャン」。
アルティン・アラシャンは、黄金の温泉という意味だそうです。
アルティン・アラシャンまでの道中では、遊牧民によって放牧されている羊・ヤギ・馬などの家畜の群れや、氷河がとけだし山から流れる美しい川と深い緑の森の眺めが楽しめます。
最後の丘を越えると視界が急に広がり、まさに絵を描きたくなるような山小屋、天山トウヒの木々、雪を被った山々などの絶景に囲まれ、足元では野花が咲き誇ります。
おすすめ
川の近くの小屋は貸し切りで借りることが出来、大自然の中の温泉を贅沢に満喫できます。
ハイジの世界での温泉体験は格別な思い出になること間違いなしです。
3.スカスカ/CanyonFairy Tale(Skazka)
【所要時間:半日】
―キルギスのグランドキャニオン―
イシク・クル湖南岸に位置する「スカスカ」。
ロシア語で、おとぎ話を意味するこの場所は、まるでどこかの惑星をイメージさせるような光景が広がります。
乾燥と浸蝕が織りなす赤や黄の風変わりな奇岩群が連なり、そそり立ち、
まさにグランドキャニオンにいるかのような錯覚を覚えます。
奥へ進むと、観光客がいないので、どこかの惑星に降り立ったかのような気持ちになれるはずです。
おすすめ
奇岩の高台からのイシク・クル湖はとてもいい眺めなので、チャンスがあれば絶景を楽しんでみてください♪
キルギスの絶景を楽しむなら
キルギスの春( 4 月下旬~6 月下旬)が絶好のチャンス
4 月下旬~5 月中は、ワイルドチューブ(野生のチューリップ)が、満開となるのでとてもきれい(^^)
6 月は、山々に沢山の種類の花が咲き、トレッキングやハイキングに色を添えます。
キルギスでハイキング/トレッキング方へアドバイス
キルギスでハイキング・トレッキングを計画する場合、山で過ごす時間が思うより長くなる可能性があります。(絶景ばかりなので・・・)。
ですから、水や食料の事前準備を心掛けるようにしましょう。
最後に
キルギス旅行(観光)に必要な日数は、8~10日間が目安となります。
「キルギスで必ず訪れたい観光地6選」
① 首都から最も近い大自然「アラ・アルチャ自然公園」(半日-1日)
② 絶景の中での騎馬トレッキング「チョンケミン」(1-2日)
③ 世界第二位の透明度「イシク・クル湖」(半日-1日)
④ 三蔵法師が立ち寄ったグローバル都市「カラ・コル」(1-2日)
➄ キルギスを代表する世界遺産「ブラナの塔」(半日-1日)
⑥ 絶景の中での遊牧民体験「ソン・クル湖」(半日-1日)
「旅程に加えたいキルギスの秘境3選」
① ターコイズブルーの山上湖「アラコル湖」(半日-1日)
② ハイジの世界広がる村「アルティン・アラシャン」(2日)
③ キルギスのグランドキャニオン「スカスカ」(半日)
「中央アジアのスイス」と称される、遊牧民族と大自然の国キルギス
美しい自然が広がる国で、シルクロードの交易路は世界遺産にも登録されています。
また国土の9 割が標高 1,500m 以上の山岳地帯であり、 80の民族が暮らす多民族国家です。
沢山あるキルギスの魅力の中で、やはり際立つのは偉大な大自然。
この記事を上手く活用して、キルギス観光(旅行)の予定を立ててみるといいと思います!
おまけ
日本ではあまり馴染みないキルギスですが、実は現地の人は面白いほど日本人と顔つき似ています。
「古来、キルギス人と日本人は同じ民族だった。
肉が好きな者がキルギスで放牧し、魚が好きな者が海を渡り日本人になった」
という伝説がキルギスに存在するほど・・・
日本神話にも同じようなことが書かれている文献があるそうですよ(^^)
最後までありがとうございました(*^_^*)
Cafeholic でした!
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