東ヨーロッパと西アジアの境目に位置し、ロシアやイランなどと国境を接する、東西が行き交う魅惑の国“アゼルバイジャン” ✨
定番観光地に飽きた人が行きたくなる国として実は人気がある国の中で名前があがるほど、旅行マニアにとっては有名な国です!
世界最大の湖“カスピ海”と、ヨーロッパとアジアの間にある“黒海”に挟まれている海に面した国です。
日本の 4 分の 1 ほどしかないこの国は、かつてはソ連の一員でした。
世界最古の文明を持つ国のひとつであり、ゾロアスター教とキリスト教、そしてイスラム教が根付いた土地でもあります。
また、アゼルバイジャンは豊富なエネルギー資源を有する、“ミニ・ドバイ”のような国です!
そのため、近隣にある他の国々に比べ、近代的な街並みが広がる裕福な国です。
その裏には、かつてシルクロードの要衝として栄えた歴史がうかがえる旧市街のレトロな街並みが広がっています。
まさに、この新旧の融合こそが最大の魅力であり見どころです✨✨
民族、食事、宗教、生活・・・さまざまな観点から独特の文化を持ち、そのユニークさがアゼルバイジャンの大きな魅力です!(^^)!
今回はそんな謎多きアゼルバイジャンという国について、一つ一つ知られざる観光地の魅力や秘境を紹介していきます!
北海道を少しだけ大きくした小さな国の中には、息を呑むような驚きの風景がいくつも広がります!
せっかくアゼルバイジャンを訪れるのなら、ガイドブックに載っていて皆が行くようなありきたりの観光地だけではなく、あまり人に知られていない息を呑むような穴場の絶景を巡るのも楽しいかもしれません(*^-^*)
参考になれば幸いです♬
コーカサス三国とは・・?
Jeroencommons, User:Jeroen, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons
南コーカサスに位置するジョージア(旧グルジア)、アルメニア、アゼルバイジャンのことを“コーカサス三国”と呼びます(#^^#)
ヨーロッパに分類されたり、アジアに分類されたりと、独自の立ち位置をもつミステリアスな秘境の国々です。
ちなみに、アゼルバイジャンはジョージアとアルメニアの東側に位置しており、コーカサス三国唯一のイスラム教国です。
キリスト教が主流のジョージアやアルメニアとは、雰囲気がガラッと変わります。
アゼルバイジャン基本情報
Professorsolo2015, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
面積 |
86,600 平方 Km(北海道より少し大きいくらい) ※面積は外務省データによります。 |
人口 | 964 万人 |
首都 | バクー(人口約 215 万人) |
時差 | 日本より 5 時間遅れ(サマータイムあり) |
言語 | アゼルバイジャン語。他にはロシア語・トルコ語の通用度が高い |
宗教 | 主にイスラム教シーア派。他にはイスラム教スンニ派・ロシア正教・ユダヤ教など |
ビザ |
観光目的での入国でもビザが必要。 旅券残存は査証失効時 6 ヶ月以上。 空港で一般査証の発給ができるので、特に事前の申請は不要。 ※空港以外の場所から入国する際は事前申請の必要あり! |
気候 |
平野部では温暖湿潤気候・亜熱帯気候・ステップ気候、高地では亜寒帯にまで地方により多様性がある。 首都のバクーは一般的に穏やかで、四季があるが、風の影響により体感温度の変化が大きい。 |
アゼルバイジャンで訪れたい秘境的観光地
アゼルバイジャンは小さな国でありながら、世界中の人々から人気が絶大な旅行先です!
主要観光地については他のウェブサイトでも沢山紹介されているので、今回はあまり知られていない穴場絶景スポット的観光地を5つに厳選して紹介していきます(^^)/
1. かつてシルクロードの隊商が行き交った古都 シェキ/Sheki
首都バグ―からバスで約 4 時間のところにある、第4の都市「シェキ」✨✨
アゼルバイジャンで最も美しいと言われている古都で、シェキの歴史地区と、シェキ・ハーン宮殿は世界遺産にも登録されています。
シルクロードの交易の町として栄え、特にソ連時代、この町は最大の絹の産地でした。
当時は、10 万人の人口のうち、1 万 2 千人もの人々がシルク産業に関わっていたほど。
標高約500~700メートルの大コーカサス山脈の麓に位置しているシェキは、昔のシルクロードの面影が強く残っている歴史を感じる街です。
今でもシェキはシルクの生産が盛んです。
シェキの魅力は何といっても、その街並み!
山の斜面に赤レンガの家々が建ち並ぶ光景がとってもフォトジェニックで、美しいです✨✨
山の中腹にあるので、坂道が多いですが、街を散策していると、素敵な景色にうっとりしてしまいます(#^^#)
街全体がゆったりとしているので、散策しているだけでも気持ちが晴れてきます♪
また、シェキで必ず見ておきたいのが、ステンドグラスです!
ステンドグラスと木工細工はこの地方の特産で、ステンドグラスと木を使った装飾窓やガラス細工が意外と至るところで見つけられます(*^^*)
<シェキで訪れたい観光地>
シェキ・ハーン宮殿
立派な城壁に囲まれた山の上にある宮殿。建物は、「アートの町」とも言われるペルシャのシラーズ(イラン)から職人を呼び寄せ、8 年もの歳月をかけて建築した傑作です。精巧な寄木細工とステンドグラスで作られた窓は MUST SEE!です!
ローカルバザール
ローカルな雰囲気にどっぷり浸れるバザール!野菜や果物、魚などはもちろん、動物の頭や羊毛の山など、日本の市場ではあまり見られないような商品が盛りだくさん。ドライフルーツやスパイスは日本より安く量も多いので、おススメ!
2. ヨーロッパで最も標高が高いコーカサス山脈奥地の村 キナリック村/Xinaliq
Gulustan, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
首都バグ―から車で約 5 時間のところにある、キナリック村✨✨
海抜 2,300m に位置するヨーロッパで一番高いところにある村で、素朴で飾り気はなく、でもそこに暮らす人々から出る温かいオーラがたまらなく心地よいアットホームな村です(*^-^*)
360°どこを見渡しても山、山、山―!!
なので、どこを見ても壮大な景色が目の前に広がります♡
キナリック村に住む人々は、カティーシュと呼ばれる独自の言語を持っています。
農業と羊がこの村の主な収入源となっていて、男性は山で羊を飼い、女性は自宅でウールカーペットを織るのが一般的だそうです(*^^*)
村にガスなはく、馬ふんと牧草の発酵熱を暖房に活用しているのだとか・・!
原始的ですが、新しい発見が沢山ありそうな予感です♪
とても小さな村で、村には宿はありません。
個人がしているホームスティで、現地の家族と住む体験ができる宿がいくつかあるので、キナリック村では是非アゼルバイジャン人宅でホームスティの体験をしてみましょう(#^^#)
とてもアットホームで素朴でありながらとても温かい現地の人たちとの交流はきっとずっと熱く、胸の中にいつまでも残ることでしょう!
3.アゼルバイジャンワインの TOP ワインが作られている カバラ/Qabala
Interfase, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
ワイン発祥の地の一つでもあり、世界最古のブドウとされる種子が発見されているアゼルバイジャン✨
アゼルバイジャンでは紀元前 7,000〜6,000 前からワインが造られ始めたと言われており、クヴェヴリと呼ばれる土器のカメなどが発見されています。
アゼルバイジャンワインの主な産地は、シャマキ、イスマユル、ガバラ、ガンジャ、トブズでワインが造られています♪
中でも、マドラサは禁酒運動の為消えかかったブドウ作りを復活させた村として知られており、現在では“ガバラ“でアゼルバイ
ジャンを代表するワインが作られています(*^^*)
中でも、ASPI Winery が製造する『Savalan』は、アゼルバイジャンを代表するワインブランドです。
沢山の品種のぶどうをワイナリーで栽培しており、風土に合ったブドウ作りの為にイタリアの専門家による徹底した研究と分析が続けられているのだとか・・(*^▽^*)
アゼルバイジャンワインならではの伝統的な製法を受け継ぎながらも細心の設備を用いてとてもクオリティの高いワイン作りがされています。
敷地内にはワイン博物館もあるので、興味があれば是非足を運んでみてください♪
美しい山々と広大なブドウ畑のコントラストだけでも、息を呑むような美しい絶景にきっと感動することでしょう♪
また時間があれば、美しい山々に囲まれた美しいエメラルドグリーンの湖があるノーハー湖にも足を運んでみてください♪
4.異文化が入り混じる貿易都市&第 2 の都市 ギャンジャ/Ganja
Ilkin M-zade, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
首都バグーから車で約 3 時間のところにあるアゼルバイジャン内陸部に位置する第二の都市「ギャンジャ」✨
5~6 世紀から発展してきたギャンジャは、一度は大地震によって街全体が崩壊しましたが、再建され、アゼルバイジャンの重要な貿易都市として栄えてきました(#^^#)
アゼルバイジャンの中でも、周りにある他の国々の影響を多いに受けている街で、アラブをはじめ、トルコ、ペルシャ、ロシアなどの国々の文化が浸透しており、建物にも異文化が入り混じっています(*^-^*)
そのため、モスクや教会が街の中に混在していて、一つの国にいながら宗教の多様性を肌身で感じられます(#^^#)
街の中では、歩行者天国になっているメインストリート沿いにおしゃれな建物がずらりと並び、雰囲気はまるでおしゃれなヨーロッパです♪♪
街から少し外れると、大自然が目の前に広がり、標高の高い山々に、美しい湖や青々とした木々に心が癒されます♡
中でも、ゴイゴル自然公園はギャンジャを訪れたら是非足を運んでみたい国立公園です!!
広大な公園内にある湖はアゼルバイジャンで最も美しく、透き通った水の湖で知られているので、機会があれば足を運んでみてください♪♪
5.第 2 のドバイとも呼ばれる首都 バクー/Baku
カスピ海に面するアゼルバイジャン最大の都市「バクー」✨
ペルシャ語の「風に強く打たれる」に由来する名前を持つバクー✨✨
石油がカスピ海から湧く豊かな都市で、2016 年に初めて Formura1(F1)も開催され、高層ビルが次々と建設され、第二のドバイとも称されるほど進化し続けています!
実は、バクーは 2025 年の国際博覧会の開催地を大阪と競ったことでも有名になりました!
バクーは高層ビルが建ち並ぶ新市街と歴史を感じる旧市街の二つのエリアに大きく分かれます。
旧市街はエリア全体が世界遺産に登録されており、石畳の道に歴史を感じる城壁や建築物がきれいな状態で残っています(*^-^*)
街中にあるツリーアートも面白いので、木々を見かけたら顔がないか探してみてください♪♪
街並みのさることながら、是非バクーではお洒落なレストランでワインもおススメです!
実は、アゼルバイジャンはワイン発祥の地の有力候補地として知られています。
ワイン発祥の地のワインは是非飲んでおきたいですね。
アゼルバイジャンのワインは濃厚で甘めになっていて、魚介類との相性が抜群です(#^^#)
海風吹くテラス席で、ワインを嗜みながら、贅沢な時間を過ごすのも旅の醍醐味です♡
バグ―は首都でありながら、そこに住む人々は親切で素朴な人たちばかりです♬
<バクーで訪れたいスポット>
乙女の塔
バクー旧市街地のシンボル的な建築物。屋上から360°見渡せるバクー市街の絶景は必見です!
旧市街
城壁に囲まれた守られた遺産の街。干しレンガ造りの建物と入り組んだ石畳の路地は、風情がありどこもフォトジェニック♬
アテシュギャーフ寺院
アゼルバイジャン最大の宗教、ゾロアスター教の寺院。お寺の中で燃え続ける炎を見ると、神秘的なパワーがみなぎってきそうです。バクー市内からバス/地下鉄で約 20分の距離にあります。
コブスタンの岩絵
火星にいるかのような、異次元空間が広がるエリアにある岩絵。旧石器時代から中世まで約 60 万点にわたる岩絵があるアゼルバイジャンの宝庫ともいえるスポット!市内からバス/タクシーで約 1 時間。
まとめ
いかがでしたか?
東西が出会う場所「アゼルバイジャン」✨✨
カスピ海に面するアゼルバイジャンはシルクロードの要衝として栄え、元ソビエト連邦であり、石油と天然ガスで潤うリッチな国で、“ミニドバイ”として知られています(#^^#)
ジョージアとアルメニアの東に位置するアゼルバイジャンは、コーカサス三国唯一のイスラム教国であり、キリスト教が主流のジョージアやアルメニアとは雰囲気がガラッと変わります。
イスラム教国でありながら、ヨーロッパ的な雰囲気も漂っていて、他の国では絶対に感じられない独特な魅力がアゼルバイジャン最大の魅力です(#^^#)
今もなお、高層ビルの建設ラッシュが続き、カスピ海上の人工島に世界一高いアゼルバイジャン・タワーの計画が進むバクー!
過去が化石化したような世界遺産の城塞都市に隣接して、近未来の都市がどんどん進化を遂げている姿は他では見られない貴重な光景です✨
圧倒的な異国感の中にある、大自然と都会が融合する多彩なハーモニー♬
それはまるで素敵な絵の中にいるような世界で、豊かな資源の恩恵を肌身で感じられる素敵な国です (#^^#)
小さな国でありながら、アゼルバイジャンが持っているものはとても貴重なものばかり(*^-^*)
まさに“自然の恩恵”“歴史”“異空間”“という言葉がぴったりの場所です♪
旅をしていると、目的地ではないところで思いがけない感動的な風景が待っていたり、美味しいグルメに出会えたり、はたまた素敵な出会いもあるかもしれません(*^-^*)
そんな時、自分はラッキーだな!と思いながら、ワクワク気分をさらに UP させて、旅行を存分に楽しみましょう(*^▽^*)
日本人にはまだ馴染みが薄い国、アゼルバイジャンへの旅は、きっとあなたの地球に対する価値観を大きく変えてくれることでしょう♡
素敵な旅になりますように・・✨
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです
最後まで読んで頂き、ありがとうございました(*^_^*)
Cafeholic でした!