一生に一度は見たい大自然の神秘!オーロラおすすめの場所7選比較
オーロラ現象
jasmine, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
そもそもオーロラがなぜ発生するのかをご存知でしょうか。
オーロラ発生には、太陽が発する太陽風と我々が生活する地球の外側にある磁気圏と呼ばれる磁場のバリアとの密接な関係にあります。
太陽の表面で起きるプラズマ状のイオンガスの風が発生し、やがて地球へとやってくると、地球の磁場圏(バリア)は有害なその風から地球を守ろうとします。
しかしその際の磁気圏への衝撃により、太陽風の一部は(太陽からする)地球の裏側(夜を迎えている部分)から侵入することが度々あるのです。
その際に、観察できるものが私達がオーロラと呼ぶ、日常なかなか見ることのできない神秘的自然現象なのです。
オーロラ観測旅行は300,000~500,000円が相場
4~5日間のオーロラ観測を含む旅行では、総費用として最低でも30万円は予算としてみておきたいでしょう。
飛行機代往復、ホテル代やツアー代金だけに加え、その他アクティビティへの参加を検討している場合は、少し余計に予算をみておきましょう。
オーロラ観察おすすめの場所7選
ナショナルジオグラフィックなど化学的根拠のある情報をいくつかまとめた中から7の国や地域に絞って比較していきます。
アラスカ州フェアバンクス/Fairbanks, Alaska
FairbanksMike, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
北極圏からわずか2度だけ下に位置するアラスカ州のフェアバンクス。
知る人ぞ知るデナリ国立公園からもわずか車で2時間の距離にあるのも魅力的な理由の一つで、アメリカでオーロラ観測するならば最高の場所といえるでしょう。
独自のオーロラ観測システムでツアーが提供されています。
観測時期 | 8月後半から4月中旬 |
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日本からの直行便の有無 | 無し |
平均フライト時間 | 22時間 |
おススメツアー
オーロラ鑑賞ツアー 少人数制で心ゆくまで堪能!<フェアバンクス発/日本語ガイド>
カナダ、イエローナイフ/Yellowknife, Canada
オーロラ観測といえばといっても過言ではないほどオーロラ観測では有名なイエローナイフ。
グレートスレーブ湖のほとりにありオーロラ観測のためのアクティビティやツアーがとても充実しています。
観測時期 | 8月中旬から4月下旬 |
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日本からの直行便の有無 | 無し |
平均フライト時間 | 22時間 |
おススメツアー
オーロラ鑑賞 in イエローナイフ デイズイン&スイート宿泊<3~5日間/イエローナイフ発>
カナダ、ホワイトホース、ユーコン準州/Whitehorse, YUKON, CANADA
大自然のワイルドな美しさに満ち溢れるカナダのホワイトホース。
喧騒とした日常生活から離れるにはこれ以上うってつけの場所を探すのは難しいほどの美しさです。
そんなホワイトホースでのオーロラ観測は特別な時間になること間違いなしです。
観測時期 | 8月中旬から4月下旬 |
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日本からの直行便の有無 | 無し |
平均フライト時間 | 14時間 |
おススメツアー
自由時間たっぷり!ユーコンお値打ちオーロラ鑑賞ツアー<3泊4日/8~4月/日本語ガイド/ホワイトホース発>
ノルウェー、トロムソ/Tromso, Norway
The Municipality of Tromso from Tromso, Norway, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
ノルウェー北部で最大の都市トロムソは既に北極圏から350㎞ほど北に位置しますが、メキシコ湾流(ガルフストリーム)のおかげで海岸線はそこまで寒く感じません。
また街滞在を楽しみながらもフィヨルドやリンゲンアルプスなどの美しく壮大な景色を楽しむことができます。
トロムソから20㎞ほど離れたErsfjordbotnの村からの壮大なオーロラ観測も合わせて有名です。
観測時期 | 9月中旬から3月下旬 |
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日本からの直行便の有無 | 無し |
平均フライト時間 | 23時間半 |
おススメツアー
毎日催行!神秘の光に包まれる オーロラ鑑賞ツアー<10~3月/トロムソ発
スウェーデン北部とフィンランド/Northern Sweden and Finland
スウェーデン最北端の町キルナは小さな町ですが様々なアクティビティが体験できる魅力的な地です。
アイスホテルや北極圏ならではの植物が生息するトレッキングでも人気のアビスコ国立公園、北欧の小民族サーメ族、そしてたくさんのトナカイがいます。
オーロラ観測は町から車ですぐのところで観ることができ、オーロラを見るのに最適です。
フィンランドではサーミ民族の生活するラップランド地域でオーロラ観測ができます。
雪景色がとても似合う都市ロヴァニエミに滞在しながら近くのピュハルオスト国立公園へアクセスできます。
冬には、オーロラと一緒にティッキーと呼ばれる凍った雪に覆われた木の彫刻を見ることができます。
観測時期 | 9月中旬から3月下旬 |
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日本からの直行便の有無 | 無し |
平均フライト時間 | 24時間 |
おススメツアー
スノーモービルで追いかける☆北極圏キルナ オーロラツアー!防寒具セット込み?<ホテル送迎可/12?4月/軽食付/キルナ発>
オーロラ鑑賞ツアー&伝統的住居「ポロ・ペカン・ピルッティ」訪問<9月~3月/ロヴァニエミ発>
アイスランド、レイキャビック/REYKJAVIK, ICELAND
sergejf, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons
アイスランドの首都レイキャビックは、数多くの旅行者に人気の大自然の織り成すアクティビティに溢れる選択の一つです。
オーロラだけでなく地熱プールや火山ツアーなどへ参加は一生忘れられない貴重な体験となること間違いなしです。
オーロラ観測は、レイキャビックから車で2時間半ほど南のホフダブレッカで観測が最適です。レイキャビックから観測ツアーがでてます。
観測時期 | 9月から4月 |
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日本からの直行便の有無 | 無し |
平均フライト時間 | 24時間 |
おススメツアー
船から眺める!オーロラ鑑賞クルーズ<9~4月/レイキャヴィーク発>
タスマニアとニュージーランド/Tasmania and New Zealand
Paul Stewart from Timaru, New Zealand, CC0, via Wikimedia Commons
一般的にオーロラは北極圏での観測が有名ですが、実は南半球で観ることも可能です。
ただ現実には観測地域も多くなく観られるチャンスも北半球ほど高くないのも事実です。
それでも南半球でのオーロラ観測を好む方には、タスマニア(オーストラリア)とニュージーランドが良いです、どちらも南端へ近づくほど観測チャンスがあります。
観測時期 | 一年中、ただ最高チャンスは 昼夜平分時(日本で言う春分、秋分) |
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日本からの直行便の有無 | 無し |
平均フライト時間 | 17 |
おススメツアー
南天の宝石巡り クイーンズタウン星空観賞<日本語ガイド>
まとめとして
一生に一度は観たいオーロラを観るなら断然北欧(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、アイスランド)か北米(カナダ、アラスカ)がおすすめです。
オーロラが観測できる絶対的チャンスが高く、ツアーなども充実しています。旅費はどこを選んでもおおよそ目安として30~50万と覚えておいてください。
最終的にオーロラ観測の場所を決定づけるのは飛行機が要素として大きいかもしれません。
いずれにしても日本からの直行便の運航はありませんが、フライト時間でいえば、北欧のトロムソで言えば約24時間、カナダのホワイトホースでいえば最短で13時間とその差は半日ほどになります。
スケジュールを組むにあたりそのあたりを参考に考えてみるのはいいと思います。
一生に一度は観たいオーロラ、慎重に検討することはもちろん大切ですが、いつなにが起きて行けなくなってしまうかもわからないのが旅行や旅と人生のバランス。
行けるタイミングがあるならばその時がチャンス、思いきって前向きに検討されるのもいいと思います。