「日本の生活に悩んでいることがあるなら旅に出たらいいよ!」
「でも、、、旅に出て本当に人生の価値観なんて変わるのかな、、?」
なんて不思議に思う方も多いのではないでしょうか ^^?
そこで今回は僕なりに旅してきた5年間を価値観の変化いう視点で振り返ってみようと思います。
目次
・これまでの旅のポイントをつまんでみる
・価値観の変化ってどう起きるのかな?
・価値観の小さな変化集
・旅をして大きく変わったこと
・今だから言える旅のアドバイス│価値観の変化という視点
僕と価値観の変化|-5年間世界を旅して見つけた一つの答え-
ずばり、旅して価値観に変化は起きたのか
「旅を通して価値観に変化が起きたのか…?」
その答えは、自分自身で変化を確かめるのは難しいことかもしれません。
なぜならあなたはすでに新しい自分になってしまっているはずで、価値観の変化というものは徐々に起きているでしょうから。
これまでの旅のポイントをつまんでみる
①オーストラリアワーホリ→特に大きな変化の記憶なし
②インド→カルチャーショックを経験、思わず大衆の中でスクリーム(笑) 興味のある方はこちらの記事を貼っておきますね。
③スペイン・ジプシーライフ→グラナダを中心に計1年ほど滞在。
ヒッピーとジプシー、学生が共存する理想の街に感銘を受ける。
廃墟に住み込むスクワットを経験。
違法滞在も長期滞在することで居住権を主張できるというのだからびっくり!
ストリートのごみ箱からパンなど食べ物を見つけてはリサイクルすることにチャレンジ。
いま、考えればこの当時が一番日本のいわゆる〝一般的な生活〟からかけ離れていただろう。
④モロッコ砂漠の旅→価値観という視点でみるとインドと近いがそこまで強烈感はないが、アグレッシブな印象。
人生初のひったくりを経験したのもここ、価値観に大きな変化はないかな。
⑤ベトナム縦断の旅→北部のサパでザオ族の人に泊めてもらった経験は印象的でした。
家畜の鴨の皮剥ぎをする。
改めて生きることと食の繋がりを考えさせられる
⑥ニュージーランド縦断の旅と生活→自然の偉大さと、国の在り方について考えさせられるきっかけとなった国。
強烈なカルチャーショックはないけれど、もし世界で一ついい模範となる国を選ぶならNZを勧めたい。
⑦バリ→地元の仲間とのはじめての旅、単純に楽しかった。
価値観の変化ってどう起きるのかな?
僕はこれまで自分なりに冒険の意識を強くもって旅をしてきたほうだと思うけど、カルチャーショックを味わったからって、一気に人生観が変わるということではなかった気がする。
確かに沢山の経験をして初めて日本に帰国したときはいわゆる「逆カルチャーショック」を経験したのも覚えている。
「逆カルチャーショック」と僕が呼ぶのは、外から自分の国へ戻ったときに、日本の異常な便利さだったり整備だったり、意識の細かさだったりに衝撃を受けること。
おそらく価値観の変化っていうのは、確かにインドのときのようにバーンと自分の常識の箱が爆発するようなこともそうなんだろうけど、「普通と考える固定概念がどこまで壊せるかということ」なのかもしれない。
例えば、僕がいつしか日本の電車内でリンゴを丸かじりしていたら、横に座っていた友達は「外国人みたいだね」って。
でもちょっと待って、そんな小さなことから人の常識って違うんだよ?
旅を通して多くを見て、経験して、自分の人生に一つ一つ取り入れていくことで、また要らない習慣を捨てていくことで価値観というのは徐々に変化していくのだと思う。
価値観の小さな変化集
・毎日シャンプーしなくても大丈夫になった、体をゴシゴシ洗わなくなった。
・インスタントラーメンはどんぶりに入れてお湯を注いでふたをして待つだけになった。
・毎日同じ服をきていても気にならなくなった、人目がどうでもよくなった。
・パスタを茹でるときの塩の量が増した。
・森の中でバナナの皮などの自然ごみを捨てることに抵抗がなくなった。
(自然に還るゴミだから、今までは変なモラルが邪魔していた)
・過度な消費生活(不必要な物を沢山買う事)がより好きじゃなくなった。
・よく歩くようになった、徒歩の常識範囲がだいぶ広くなった。
・不可能という考えが、より薄れた。
・人のことをジャッジしなくなった
・毎日新しい経験や刺激を受けていると、時間の同じ一年でも体感が全然違う、えっ、一年で5年分の経験でもしたような、精神と時の部屋的な気分が味わえる。
・世界には本当に今日食べるために生きている人たちが沢山いる。
・金銭的豊かさ=幸福感 大間違い
・自由=幸福 これも正解ではない
・世界には目を疑うような絶景が沢山実際にある。
・人と人の出会いの素晴らしさ
・旅とは出会いと別れの交差点
・人間は違いよりも共通点のほうがダントツ多い。
旅をして大きく変わったこと
はじめに言っておきたいのは、僕が生きている限り旅に終わりはないということ。
ただ現段階では旅の呪縛が解けて清々気持ちでいっぱいです。
「Travelbug(旅に憑りつかれること、旅のことばかり考えてしまう人のこと)」とはよく言ったもので、まさに僕の人生そのものの代名詞だった。
口をひらけば旅、旅、旅。
まるで旅をすることが正しいことぐらいの態度だったと思います。
でも今はね、不思議と気持ちが晴れているんです。
今は、「家族や友人、かけがえのない人のそばにいたい」、「自分の出来ることを最大限活かして生産的活動をしたい」、「貧困に苦しむ人たちを少しでも助けたい」。そんな気持ちでいっぱいなんです。
「人生はGive and take」なんていうけど、本当にそうかもしれませんね。
旅の中で、もしくはこれを本気で叶えようとするまでの過程で本当にたくさんの人達にお世話になりっぱなしでした。
僕が出来ることと言えば、手伝いをしたり旅の話を話すことぐらいしかできなかった。
今は、そんな全ての人も含め、人に与えられる人になりたい。そう不思議と思えるようになりました。
人生の優先順位が変わったんですね。
今だから言える旅のアドバイス│価値観の変化という視点
きっと旅って、価値観を変えるという意味では、一つのわかりやすい選択肢なだけなんだと思うんですよね。
僕の場合、旅は人生のテーマそのものでした。結婚だったり、子供だったり仕事だったり家だったり、いわゆる〝一般的な生活〟がのぞめなかった。
だって旅をするのに余計なことを考えたくなかったから。
100%旅に集中したかったから。
時々他人がね、あなたは遠回りしてるとかなんとかって僕に言いましたよ。
正直その時は悔しかったですけどねなんとなく。
でも、色々と背負ってしまってからではできない旅がある、そこにはそんな旅がありました。
これから旅をしようと考えているあなた、是非全力旅してください!
本気で旅したらきっとその分、わかることも多いと思うから。
えっ、何がわかるかって?
そんなのはね人によって違うから面白いんですよ。
だってガチャガチャ回したら何が出るかわかってたら面白くなくないですか?(笑)
本気で旅を楽しんで続けてみてください、人生を思いっきり旅に預けてみてください。
そしたらある日、 あれ?どうして? いつものあのゾワゾワだったりワクワクがやってこない、、。
例えるなら、ドラゴンボールで悟空がスーパーサイヤ人になろうとしてるのに、あれ?おっかしいなースーパーサイヤ人になれねっぞ!的な感覚がくるかもしれません。
きっとその時があなたの旅の第一幕の終焉でしょう。
だって旅はワクワクするからするわけで、義務的なスタンプラリーじゃない。
だって旅にワクワクしなくなったら旅人じゃないでしょ~
結果、まとめていくと
僕の価値観の大きな変化といえば、旅人自由主義の自分では手に入らなかった幸せを掴もうとしています。
それは自分の自由ではなく、他人の幸せかもしれませんね。
贅沢がいくらでも出来る人たちが世の中にあふれている中で、ご飯も食べられないのに幸せといえる人々を一人でも幸せにしたい、旅の恩返しをしたい。
これが僕の価値観の変化です。
質素に、でもより幸せに、沢山稼いで、身近なところからでも一人でも多くの人がちゃんとご飯を食べられるようになったら、そしてそんな行動を起こす人が一人でも多く生まれたら世界は豊かになるんじゃないでしょうか。
生きている限り僕の旅に終わりはないけれど、あの時、全てを捨て貧乏なまま旅が出来て本当によかったと思ってます。
あのときの自分だからこそ見れたもの感じられたもの、出会えた人々が必ずそこにはあったから。
と、今回の記事は初めから最後まで言いたいことただただ書かせていただきましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!
少しでも何かしらの形で参考になれば幸いです^^
よかったら僕の旅詩(自由の主張の塊ですがw)も興味あれば読んでみてくださいね☆