こんにちは、ニュージーランドには語り切れないほどの大自然の見どころがあります。中でも今記事ではニュージーランドならではといってもいい氷河の一つロブロイ氷河についてまとめていきます(^^♪
目次
・氷河はどうやって出来たのか
・アクセス
【クイーンズタウンから】
・ロブロイ氷河へトレッキング
・ロブロイ氷河|魔法の水
ロブロイ氷河
ニュージーランドの南島にはいくつか氷河を間近で観察できるトレッキングコースが存在します。
ニュージーランドの代表的な氷河といえば『フォックス氷河』や『フランスジョセフ氷河』ですが、実はニュージーランドはこれだけではおわりません!他にもグレノーキーや、ロブロイ氷河なんてものあるんですよ?
ロブロイ氷河は、マウント・アスパイアリング国立公園内にあり、わーっと息をもらしてしまうような美しい山脈や氷河、それに渓谷や氷河から流れる川の青々とした景観を目にすることができます。
私が訪れた夏場では、氷河の青白い輝きと瑞瑞しい草原がこの目に同時に飛び込んできて贅沢な感動を覚えたことは一生忘れられません。
名所『フォックス氷河』や『フランスジョセフ氷河』にも訪れたことがありますが、ロブロイ氷河は駐車場から片道1時間半ほどのトレッキングを要するためか、いわゆる観光者が少なく感じられ個人的には大満足でした◎
総合評価 ☆☆☆☆☆
冒険対感度 ☆☆☆☆
安全度 ☆☆☆☆
所要時間 ☆☆☆☆
氷河はどうやって出来るのか
氷河と耳にすると、北極や南極をイメージする方が多いのでは?
しかし氷河は南極や北極だけではありません。各大陸の山岳部など冷える地域に点在しているのです。
基本的な原理は、雪だるまやかまくらと同じです。雪合戦って雪をしっかり握ることで固い雪玉を作ることができますね? 冬の山岳部では積雪がかさむことで雪の重量が大きくなり、下の雪に圧力がかかり固く、そして氷に変えていくのです。
積雪の量が、雪解け量よりも多い場合、氷河はその姿を消すことなくいつでも我々の目に見られる状況にあるということですね。
しかし悲しいことに、多くの氷河が姿を消していっています。↓↓↓
この表はフランスジョセフ氷河の姿を示した年表です。
1865年から1907→1930→1950→1965→2016と徐々に氷河そのものが後退していく様子がわかりますね。今日海から19㎞も離れる氷河は、18000年前の氷河期には海までつながっていたというのだから驚きです!
※氷河を見たいかた、早めに行かれることをおすすめします。
ロブロイ氷河|行き方
【クイーンズタウンから】
約2時間15分(120km)
①クイーンズタウンからワナカを目指します。ワナカへの道のりは2通りあります。Cardrona(カードローナ)を通るか、6号線を辿っていくどちらかとなります。
※カードローナの方が、15~20分ほど早道でおすすめですが、昇り下りとカーブがとても多いので、運転の不慣れな方は6号線のほうが簡単かもしれません。ただカードローナの景色は絶景です☆ [約1時間]
②ワナカに入ったらWanaka-MountAspiringRd(ワナカ・マウント・アスパイアリングロード)をひたすら進みます。道は途中からほぼひたすら砂利道となります。スピードの出しすぎ、急ブレーキ、ハンドルの急転回には気をつけましょう、スリップの原因となります。 [約1時間]
ワナカからワナカ・マウント・アスパイアリングロードに入ると大半こんな感じの砂利道です。遠くの山に白い部分が見えますね、これが氷河です!
ニュージーランドおなじみの景色、道端に牛。茶色の牛は近くでみると、もののけ姫のおっことぬしみたい!
羊がいることもお忘れなく
③ロブ・ロイ・グレイシャー・トレイル・ヘッド・アンド・カー・パーク(RobRoyGlacierTrailHeadandCarPark)に車を停めて、ここから歩きます。
ロブロイ氷河へトレッキング
【基本情報】
トレッキング所要時間: 3時間~4時間(往復)
難易度: easy
※トレッキングコースにはlower lookout(下部展望地点)とupper lookout(上部展望地点)があり、upperlookoutはlower lookoutから約30分です。
冬~春の間は、雪崩の危険があるためlower lookoutまでの入山しか認められておりません。
いよいよロブロイ氷河に向けて冒険のスタートです!やっばーい楽しみ!!!
一度トレッキングコースに入るとそこは自然そのもの!人間と動物に境(フェンス)などありません
30メートルほどのこの吊り橋を渡るとひたすら山の中を進んでいきます。
吊り橋からの眺め
はるか昔、ここから見える川、平地一帯が氷河だったというのだから自然の力は計り知れない
行きはハイピッチで1時間10分、のんびりだと2時間弱といったところですかね。高度もそれなりにあがるので無理せず水分補給や休憩をこまめにとりながら進むといいと思います。
見るだけでも冷たそうな氷河の解けた川水
およそ一時間ほど歩いたところで、lower lookout(下部展望地点)へ到達。木々の隙間から氷河を一望できます。
このあたりを歩いているとき「ゴオォー」と氷河の動く音がきこえました!氷河が毎分毎秒動いている証拠ですね。
Upper lookout(上部展望地域)へ到着。この時は夏だったので、瑞々しい緑とサファイアブルーの氷河の組み合わせがなんとも美しいですね。
数年後に再度訪れたとき、どれだけの氷河がここに残っているんだろう、、。
現在のロブロイ氷河は氷河期の名残です。
ロブロイの標高2644メートルはマウント・アスパイアリング国立公園で5番目に高い山となります。この国立公園内には100の氷河があり、そのうちの最大の氷河はここから10キロメートル北に存在します。
ニュージーランドの氷河は地球温暖化の影響で後退しつつあります。しかし、氷河の中には極寒の冬を通して成長するものも存在するのです。
ロブロイ氷河|魔法の水
氷河から駐車場への戻り道、氷河の融解した川の水を試してみました。口に含んで飲んでみると、すっごく美味しい!味や匂いはまったくなく、口当たりも硬水のゴリゴリした感じもまったくなくいわば理想的な水でした!
更に驚かされたことは、川で手をすすいでしばらくすると、手がびっくりするくらいスベスベに!しかもややキラキラした感じに!
これは魔法の水に違いないと思った僕らは、車の中にあったボトルを片っ端からかき集めて、水を汲んで持ち帰ることに(笑)
これから行かれる方は是非、大容量のボトルやタンクを用意することをおすすめします^^
ボトルの中をのぞいても不純物は一切見当たりません。
まとめ
いかがでしたか?
一生に一度は氷河を見たい方、これからニュージーランドを訪れ壮大な大自然を体感したい方、是非氷河へ足を運んでみるといいと思います。中でもロブロイ氷河はフォックス氷河やフランスジョセフ氷河と比べると観光客率も低いので落ち着いて登山を楽しめるかと個人的におすすめします。
クイーンズタウンへ観光でこられる方にとっても日帰りで、氷河とトレッキングを楽しめるのでとってもおすすめです。【移動往復4時間+トレッキング4時間=約8時間】 朝7時ごろの早めにクイーンズタウンを出発することでワナカ観光【例として♯ワナカツリー、♯湖沿いでランチ】を数時間いれても夕方にはクイーンズタウンへ戻ってくることができます。
トレッキングをされる際は、給水とマメな休憩を忘れずにとるようにしましょう。
是非、興味のあるかたは氷河の融解した川の、水を試してみてください。
※水に関しては個人的な意見(専門家ではないので)なので、お腹の弱い方などは自己責任でお願いします。
それでは最後までありがとうございます。