【Day 7】
マンガオネ鍾乳洞
よっしゃ、ついにきた楽しみにしてたケーブ!!
気分はインディアナジョーンズ☆
アクセスは、2号線からヌハカ付近でマンガオネロードを山方面へ入っていきます。曲がってから10分ほど行くと、ケーブのある駐車場
駐車場から徒歩25分。洞窟入り口まで歩きます。見通しの良いだだっ広い丘を登っては下り、くだってはのぼっていきます。丘には、ところどころに目印となるポールがたっているので、見失わなければ自然と辿り着くようになっているはずです
※夕暮れ時はポールが見にくくなるので、時間に余裕を持っていかれることをおすすめします
洞窟の入り口は丘のひょんなところにあり、怪しげな扉を開け、1分ほど階段をくだっていきます
昼間なのに階段を下り始めると陽があまりあたらず暗い
でたー!!
お待ちかねの洞窟の入り口にさしかかりました
※トーチを持参するの忘れずに!一人一個がベストですね。ヘッドライトがあれば手があくので便利
とにかく暗い・・・
楕円形の入り口は横幅3メートルほど、高さ2メートルぐらいだったと思います
入り口にある階段を辿り足元に注意しながら下っていく、、、
下まで降りると、空気の雰囲気ががらっと変わったのを感じた・・・
それはひんやりとした静寂な空気です
※訪問者は僕ら以外いませんでした
トーチで足元を照らす、地面は粘土質で、靴では歩きにくいほど水でぬかるんでいる。
靴を履いたまま先数メートルはすすめたが、どちらにせよ歩きにくいので、靴を脱ぎ裸足となった
水の量も所々深くなっているので、ズボンのすそを膝までめくる、、、
左手に3メートルほどの木の梯子を発見! 昇ってみようか?
下からではよく見えないが、梯子を昇った先には洞窟が続いていそうだ、、
いってみよう
泥まみれで滑りやすくなっているので、慎重に昇る
二人に下からライトを照らしてもらい、僕が先頭であがる
次に僕が上からライトを照らし、二人が昇った
梯子をあがった地点からはまだ先がよく見えない
7.8メートルだろうか、奥へすすんでみる、ワクワク
わー!!
鍾乳洞を見つけた
洞窟天井から垂れた液が、何千年、何億年の時を重ね、足元に無数の逆さつららのようなものを作り出していた。
一部では上下でつながり柱となっていた・・・
ここで、鍾乳洞の不思議を先生にわかりやすく解説してもらうことにしよう
ふむ、みんな鍾乳洞をみたことはあるかな?
実は鍾乳洞の全ての始まりは、雨水なんじゃ!雨水は徐々に地表から土の中へと染み込んでいくことは想像できるわな?
この我々の目に見えない地中に雨水が染み込んだところから化学の魔法が始まるんじゃ
化学反応式で示すとこうなるわけなんじゃが、、、
CaCO3 + CO2 + H2O → Ca(HCO3)2
これを分かりやすく示すとこうなる
炭酸カルシウム+二酸化炭素+水⇒炭酸水素カルシウム
つまり雨水が地中にしみ落ち、生物の死骸や微生物の吐く微量の二酸化炭素を吸収、更に石灰岩(炭酸カルシウム)が溶けて混ざる。これが鍾乳洞の犯人なわけだ
なるほど。つまり、、えっと、、雨水が地中に染みて地中の成分と合体するわけだ簡単に言うと!
でも~、なんで、地中にこんな洞窟ができちゃうわけ??
降った雨は、石灰岩の割れ目や岩の弱い部分を溶かして地底へ流れこむのじゃ。
そして地底に流れ込んだ大量の雨水は、陸の高い所から低い所へと流れていき、どんどん岩を溶かしていくので、少しずつ地下が空洞になっていくのじゃ、そしてこの時できる空洞が洞窟とうわけじゃ
洞窟ができたあとも炭酸水素カルシウムの雫は垂れ続けるのだが
垂れた時に石灰分だけが残り、それが筍のように山となる
これが石筍呼ばれ、石筍が柱となり柱となったのが石柱じゃ
なるほどね!先生ありがとう・・・
それから1時間ほどだろうか、、
僕らはこの鍾乳洞を見渡した後、みんなでトーチを消し、その暗闇と静寂を楽しんだ
さーて、帰るか!
洞窟を出るとあたりは暗くなり始めていた
ここで、まわりの景色などに浸らずに、とっとと車に戻ればよかったものを
夕焼けのきれいさにすっかり足止めしてしまった
気付けばあたりはすっかり暗く、戻ろうとするも来た時目印にしていたポールが見えず、
みんなで腹をすかせながら、帰り道はくだりなのに二倍以上の時間をかけて戻ったことは言うまでもなかった・・・
続く
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