南北アメリカを結び目にあり、太平洋とカリブ海に面する中米の国“パナマ共和国” ✨
日本の北海道より少しコンパクトで、東西に弓のような形をして伸びるパナマは、西はコスタリカ、東はコロンビアと隣接し、 北米・中米大陸、南米大陸が交差する地形がもたらした自然の恵みを肌身で感じられる、素敵な国です (*^-^*)
スペインをはじめ、長い間他国に支配されてきた歴史をもつパナマ。
現在では、中米7か国で最も高い GDP(国内総生産)を誇っており、今や中南米における物流や経済の要衝として知られています。
そんなパナマ都市中心部には高層ビルが立ち並び、スーツを着たビジネスマンの姿も見られます!
そしてそんな市内から車でわずか約30分でアクセスできる熱帯雨林をはじめ、もう少し足を伸ばせば真っ青なカリブ海、もっと足を伸ばせばカリブ海に浮かぶ美しすぎる島々が姿を現し、コンパクトな国の中にいくつもの絶景が広がりまさにそこは“洗練された都会と美しい大自然の楽”です✨✨
そんなパナマ、街の中ではおしゃれなお店で優雅にカフェやグルメを満喫し、海では多種多様のマリンスポーツを、ジャングルでは多彩な動植物を観察できるトレッキングを楽しめる・・
ON と OFF の両面を楽しめる素敵な国です♬
様々な国々の影響を受けながら、独自の文化が生まれ、そこには明るく陽気な人々が暮らす、常夏の国“パナマ” ✨
魅力がぎっしり詰まったパナマですが、治安面では十分な注意が必要です。
世界治安ワーストランキングでは、パナマは58位にランクインしてしまっています・・(._.)
パナマの犯罪統計を日本と比較すると、犯罪率は日本の約 2 倍と高く、その中でも殺人は日本の約 15 倍、強盗は約 107 倍と凶悪犯罪が横行しているのがよくわかります。
そのため、旅行をする際には細心の注意を払い、できる限りの対策をしていく必要があります。
今回の記事では、パナマの治安について、観光できるスポットと訪れてはいけないスポット、特に注意したいことなど、ペルーの安全情報をまとめました!
参考になれば幸いです(*^^*)
本文をお読み頂く前に、まずは外務省の海外安全ホームページをご覧ください。
カリブの楽園パナマ│観光と治安
パナマの治安と安全性
日本の外務省が発表している国や地域ごとの危険レベルにおける勧告情報というのがあります。
あくまでも勧告なので、自発的に勧告を受け入れ、対処することが前提ですが・・。
勧告レベルには、1 から 4 まであり、レベル 1 は十分注意、2 は不要不急時の渡航中止の勧告、3 は渡航中止勧告、4 は退避勧告になります。
パナマは、レベル1とレベル2の地域があります。下記をクリックし、参考にしてください。
✖パナマで近づかない方が良い場所✖
パナマの治安は毎年イギリスのエコノミストが発表している『世界平和ランキング』において、163 ヵ国中パナマは 56 位となっています。
(ちなみに日本は 9 位です)
◎レベル1(十分注意)
:ダビ市,ラ・チョレーラ市、アライハン市、パナマ市、サン・ミゲリート市及びコロン市【※①】
◎レベル2(不要不急時の渡航中止)
:ダリエン県,エンベラ自治区及びクナ・ヤラ自治区の各一部及びコロンビアとの国境地域
特別注意エリアの詳細は,以下をご覧ください。
https://www.panama.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000252.html
実際にあったパナマでの被害体験談
パナマでは,近隣諸国と比較すると邦人被害は少ない傾向にありますが,日本に比べ、治安面で用心が必要なパナマ。
特に頻繁に発生しており誰でも被害に遭う事件は、ひと気の少ない場所での強盗、スリ・置き引き、ひったくりです。
下記に詳しく各事例を記載しておくので、参考にしてください。
自分は旅慣れているから大丈夫!という過信が最も危険なので、どんな時でも常に注意を怠らないことが大切です!
また、とても悲しいことに小さな子供が銃を使って強盗をする事件も報告されているため、大人だけでなく子供も危険であることを認識しておきましょう。
※※これまで主に夜間に発生していた下記のような凶悪犯罪は、現在では夜間だけでなく、日中や夕暮れ時に発生する事例が多く、日中であっても外出時は十分注意をするように心がけてください※※
・強盗
・一人で歩行中,前方から来た 2 人組に呼び止められ,鞄を奪い取られそうになり抵抗したところ,殴打された。
・1 人で歩行中,少年 6 人組に取り囲まれ,殴打された上,リュックを強奪された(腕,足首等を負傷)。
・1 人で歩行中,少年 8 人組に取り囲まれ,貴重品を強奪された(顔に全治 2 週間の怪我)。
・1 人で歩行中,人通りの少ない公園で 4 人組に取り囲まれ,顔面を殴打された後,鞄を強奪された(鼻を骨折し全治 3 週間の怪我)。
・夜間に 1 人で歩行中,少年 6 人組に取り囲まれた後,羽交い締めにされ臀部を刃物で刺された上,財布を強奪された。
※全て一人での単独行動の時に発生しているので、一人歩きは特に要注意!
一人歩きでなくとも、気をあまり緩めないようにしましょう!
対応策
・ポケッ トに手を入れる行為は、武器を出すと勘違いされるケースもあるため、むやみにポケットに手を入れないようにする こと!
・金品などの貴重品を要求された場合は、抵抗せずに言われた通 りにものをすみやかなに渡す。
・スリ・ひったくり・置き引き
・路上で財布を落とした人がいたので、 コイン広いを手伝っていたところ、そのうちに荷物を背後からひった くられる。
・男性数名に囲まれ、話をしていたところ、いつの間にかバ ックの中から財布やパスポー トを盗まれた。
・信号待ちの際に、スクーターに乗った2人組から、後部座席の扉を開けられ、座席においていたバッグを盗まれた。
・レストランでバッグを足元に置いていたところ、財布とパスポートが盗まれていた。
・ATM を市内で利用 し、現金を引き出そうとしたところ、カードが吸い込まれてしまい現金が引き出せないうえにカー ドも戻ってこない
対応策
・狙われないように、超シンプルな服装での旅を心掛ける。高価なものを身に着けない。
・ポケットに財布を入れない。カメラを首からかけない。
・カバンはチャック付きのものを必ず使う。
・必ず前に抱えて持つ。
・短時間誘拐
・パナマ市マルベージャ地区(注:日本人学校付近)から友人と 2 人で流しのタクシーに乗車中,相乗りの男にけん銃を突きつけられ,所持品を強奪された上,ATMで現金を引き出された。
対応策
・ATM を利用する際は周囲に注意し 、一度に大金を引き出さない。
・財布をむやみに人前に出さない
・タクシー
・市内から通り掛かりのタクシーを利用した旅行者。移動中、運転手に突然銃をつきつけられ、財布を出すよう脅された。
パナマタクシー事情
市内の一般タクシーは、流しのタクシーと無線タクシーの 2 種類に分けられるが、料金は同じです。
無線タクシーは料金が少し割高にはなりますが、まだ信頼できるので利用するのであれば、流しではなく、無線を利用しましょう!
流しのタクシーが安全かどうかを判断する明確な基準は残念ながらありません。
対応策
・タクシーで移動する場合,流 しのタクシーや待合タクシーを利用せず、無線タ クシーを利用する
・タクシーを待つ際は,歩道等ではなく建物の中で待つ。
・車の乗降時,周りに怪しい人物がいないか気を配り,移動中も時折周囲に視線を向けるなど,警戒心を顕示する。
犯罪から身を守るための留意事項
* 3 原則の徹底
誘拐犯の標的とならないための 3 原則「用心を怠らない」「行動を予知されない」「目立たない」を日頃から遵守する!
* できる限り複数人による行動を心掛ける。
* 誘拐の予兆を感知したら、すぐに人を呼ぶ(場合によっては警察に連絡)とともに、日本大使館へ連絡すること。いつでもすぐ連絡できるよう、電話帳やメモに登録しておく。
* 相手の原因による軽微な物損事故が発生したときに、相手方に不審な点が感じられる場合には、助けを呼ぶか、その場からすぐに逃げる(ただし、拳銃を突きつけられた場合には逆らわないようにすること)。
* 屋外では、人通りの多い場所を選んで行動する。夜間は特に!絶対に一人で出歩かない。
* 宿泊先の警備体制の再点検を行う。警報装置などがきちんと作動するかのチェックなど。
*キャッシュカードやクレジットカードを必要時以外持ち歩かない。
*万一拘束されたら犯人の指示に従い、むやみに抵抗しない。
パナマ国内で観光客が多く、安心できる観光地
有名観光地は他に沢山旅行者が訪れるので、まだ安心して観光できるでしょう!(^^)!
しかし、くれぐれも細心の注意を払うことを忘れずに・・・!!
旅行者に人気の観光で訪れたい都市
パナマは確かに治安は良くないのですが、人々を魅了するおススメスポットも沢山あります!
旅行者が沢山訪れ、人気のある観光スポットを紹介しておきます(#^^#)
1. -世界三大運河― パナマ運河/Panama Canal
世界三大運河の一つであり、地球の大洋における世界の十字路としてとても重要な役割を果たしている運河“パナマ運河“✨
歴史の授業で誰もが聞いたことのある”パナマ運河“。
そのパナマ運河が存在しているのが中米にあるパナマ共和国の首都パナマシティです。
長さは約 80km で、太平洋側と大西洋側を結びます。
3 つの水門の開閉で水位を調整する特徴的な運河で、水門くぐりが体験できる運河クルーズや、車窓から運河を望むパナマ運河鉄道などが人気です🎵
2.-パナマの都会部分を散策する -パナマシティ/Panama_City
2 つの顔を持つパナマの首都“パナマシティ”・・
ビジネスの舞台とのしての側面、パナマ運河に代表されるような歴史的な側面も持つ街としての側面を持ち合わせているパナマシティ✨✨
ニューヨークやマイアミを思わせるような摩天楼の高速ビル群があるかと思えば、一歩通りを挟むとスラム街があるという・・様々な顔を持っているのがパナマシティの特徴です。
パナマの首都パナマにある通り。新市街と旧市街を結び、ヤシの木と高層ビルが海岸沿いを約 3.5 キロメートルにわたって走るパナマシティを代表する大通り“バルボア通り”も時間があれば是非訪れてみてください♪
3.-世界遺産の由緒ある街-カスコ・ビエホ地区とパナマ・ビエホ地区/Casco Viejo&Bonito Panama La Vieja
David Broad, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons
パナマシティ内に存在している世界遺産“カスコ・ビエホ地区”と“パナマ・ビエホ地区” ✨✨
「スペイン人の繁栄の面影を残す、歴史が古い世界遺産“カスコ・ビエホ地区”と、ことごとく破壊されたむき出しの世界遺産“パナマ・ビエホ地区” “✨
修道院や教会をはじめとした中世のヨーロッパのような雰囲気の街歩きは、散策しているだけでも、なんだか気分がよくなり、足行きが軽くなります♪♪
またこのような旧市街エリアには、個性的なレストランやカフェに出会うことができますよ~
4.-エンベラ族の村と大自然を訪れる-チャグレス国立公園/Chagres National Park
パナマシティから車で北に約 1 時間でアクセスできる大自然が目の前一面に広がる美しい公園“チャグレス国立公園“✨✨
園内では綺麗な川や滝までトレッキングをしたり、タイミングが良ければ野生動物にも出会えます✨
また、敷地内にはエンベラ族の居住域があり、昔ながらの生活を送る様子が間近で見られ、村の人々との交流ができる貴重な機会になります(#^^#)
ちなみにエンベラ族の人々は現在でも、普段は腰巻やふんどしだけで生活しています。
首都からわずか 1 時間の距離にありながら、ふんどしだけで生活をする現地の人々の生活や、沢山の野鳥や動物たちとの出会いを満喫できる自然体験ができるなんて、とても貴重な体験になりそうですね~(*^-^*)
5.-手つかずの大自然が残る島々 -サン・ブラス諸島 /San Blas Islands
パナマの北東部のカリブ海に浮かぶ約 360 の島々からなるサンブラス諸島♪
島 1 周、百メートルくらいの小さな島から、ヤシの木が 1 本しかない島、ホテルが 1 件しかない島まで多種多様な島がサン・ブラス諸島を形成しています(*^-^*)
サンブラス諸島は、海底まで透き通っているかのようなとっても透明度の高いコパルトブルーの海に白いビーチが楽しめる、パナマで最も行きたい珊瑚の海のリゾート地です✨✨
島内には伝統的な生活を営むクナ族の人々が暮らしており、土着の文化や生活習慣が今も尚残っており、原始的な島の暮らしを体験することもできますよ♪
安全・安心!現地発着ツアー
パナマは治安面から、治安面では他の中南米に比べると安全だとは言われていますが、ツアーを利用しての観光が安心でおススメです。
もちろん、一人旅やバックパッカーでしか味わえないこともあるので、あくまでもおススメだけしておきますね(*^^)
Tripadvisor で紹介しているツアーサイト一覧を載せておきますので参考までに・・・!
*パナマ現地発着ツアー by tripadvisor
*パナマ現地発着ツアー by VELTRA
緊急時に役立つ連絡先
最後に万が一、何かあった場合の緊急時の連絡先を載せておきます。
念のためいつでもすぐに対処できるよう、いつでも取り出せるところにメモ書きをしておき、携帯電話の電話帳にも登録しておきましょう!
◎消防署:TEL 103
◎救急車:TEL 911
プンタ・パシフィカ病院(パナマ市内):TEL 204-8000
※開館時間(月から金曜,08:30~17:00)外は,自動応答により緊急連絡先を案内しています
(国外からの場合,国番号 507 を付す)。
住所:Calle 50 y 60E, Obarrio, Bella Vista, Apartado 0816-06807, Panama, Republica de Panama
電話:電話:263-6155
国外からは(国番号 507)-263-6155
たびレジへ登録のススメ
パナマに限らず、危険と言われている地域に行くのであれば、外務省が運営している情報配信サービス「たびレジ」の登録をしておきましょう!
簡単に登録ができ、登録しておくと、邦人や外国人に関わる事件が起きる度に大使館から事件の詳細と注意喚起のメールがリアルタイムで送られてくるので、予防線を張り巡らせることができます。
まとめ
いかがでしたか?
様々な国々の影響を受けながら、独自の文化が生まれ、そこには明るく陽気な人々が暮らす、常夏の国「パナマ」✨✨
パナマは、ラテンアメリカの中で最も経済的に豊かで、首都パナマシティには、ニューヨークやマイアミを思わせるような摩天楼の高速ビル群があるかと思えば、一歩通りを挟むとスラム街は点在しており、また、車で 30 分も走れば豊かな海や森が広がる大自然を満喫できるという、本当に様々な顔を持っているのがパナマの特徴であり、魅力です!(^^)!
人々を魅了する中南米屈指の魅力的な街並みときれいな海・・
そこに住む陽気な人々と貴重な野生動物たちとの出会い・・・
そんな魅力が沢山の国ですが、一方で残念ながら旅行者を狙った犯罪も起こっているのが現状です。パナマの治安を変えることは難しいですが、治安対策をしっかりしていくことで、被害に遭う確率を下げることはできます。
不注意や過信から、危ない目に合ってしまうのは本当に残念なことなので、常に“用心”の電波を張り巡らせながら、パナマの魅力に浸ってください♪♪
また、旅行先では現地パナマの独特の面白い文化やそこで暮らす人々に対して、敬意を持って旅行することを是非とも心がけて欲しいと思います(*^-^*)
そういった心を持って旅をすることで、見えてくるものや感じることが研ぎ澄まされ、より深い魅力を見出すことができます♬♪
せっかくのパナマ旅行、日本からははるか遠い国ですが、治安面以外では、面白い魅力に溢れている国であることは事実です(#^^#)
プラス面でもマイナス面でも、「日本だと考えられない世界があるんだー!」ということを知ることができることで自分自身の成長に必ず繋がり、人生の糧になるはずです(*^▽^*)
素敵な旅になりますように・・✨
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです
最後まで読んで頂き、ありがとうございました(*^_^*)
Cafeholic でした!