prishtina, Kosovo

コソボ観光のあれこれまとめてみました

みなさんは“コソボ”をご存じでしょうか?

ヨーロッパ、バルカン半島にある岐阜県ほどの広さしかない小さなメルヘンの国「コソボ」

セルビア、マケドニア、アルバニア、モンテネグロと国境を接しており、それらの国の影響を受けながら独自の文化が形成された魅力溢れる国です(*^-^*)

コソボはヨーロッパで最も若い国として、2008 年にセルビア共和国から独立を宣言した国です。

歴史上であのローマ帝国やセルビア王国、オスマン帝国、オーストリア=ハンガリー帝国、ユーゴスラビアなどのざまざまな勢力に支配されてきた歴史から、異文化や異民族が混在する町で、オスマン朝時代の建造物が数多く残っているのが特徴です。

コソボと聞くと、紛争や貧困、難民など・・あまり良いイメージがないかもしれませんが、コソボは悲しい歴史を乗り越えて現在では、治安も良く観光資源に溢れた魅力溢れる国家なのです(*^-^*)

小さな国の中には、スイスのような山々の大自然が広がり、人の温かみが感じられる穏やかなコソボの空気、街中では賑やかなバザールがあちらこちらで開かれており、かわいいインテリア雑貨屋さんやお洒落なカフェやバーが立ち並んでいて女子心をくすぐる魅力に溢れた国です♪♪

また、コソボは人口の7割以上が35歳以下の若者で成り立っており、高齢化が急速に進んでいる日本とは真反対の国でもあります!

街中を歩いていても、高齢者はほとんど目につかないのでとっても不思議・・。

コソボに住む若者たちからじゃポジティブなエネルギーに溢れていて、そんなエネルギーが集まった国なので、なんだかこちらまで活力がみなぎってきます!!

コソボは国の大きさだけでいうと、2~4 日ほどで十分観光できそうですが、国の大きさ以上の魅力が詰まって国なので、1週間いても物足りないかもしれませんね(*^-^*)

今回の記事では、日本人にはあまり馴染みのないコソボについての基本情報とおススメの観光地を幅広く紹介していきます(*^-^*)

少しでもコソボという国を知る、行きたいなと思うきっかけづくりの参考になれば幸いです♬

コソボって一言でいうとこんな国バルカン半島にあるヨーロッパで最も若く、岐阜県ほどのコンパクトな国です!

物価が安く、若者のエネルギー溢れるコソボでは歩いているだけでもプラスのエネルギーを沢山感じられ素敵な国です(#^^#)

 

コソボ観光のあれこれまとめてみました

コソボ基本情報

コソボ名称と位置 コソボ共和国/バルカン半島中部の内陸部に位置。

北東をセルビア、南東を北マケドニア、南西をアルバニア、北西をモンテネグロに囲まれている。

フライト 日本からの直行便はありません。

主に欧州系航空会社で欧州他都市経由でコソボまで行くのが一般的です。

言語  アルバニア語(アルバニア人)、セルビア語(セルビア人)等
宗教 イスラム教(アルバニア人)、セルビア正教(セルビア人)、ローマカトリック教等


現在のコソボはイスラム教徒のアルバニア人が90%以上を占めていますが、

キリスト教徒のセルビア人も5%居住していて、モスクばかりではなく教会もあります。

気候 4~10 月は天気がよく、気候も過ごしやすいのでおススメです!
通貨 ユーロ
電圧 230 ボルト、周波数 50 ヘルツ
コンセント  「C」タイプが主流ですが、「B」と「SE」もあります。

 

ビザ

90日以内の観光目的であればビザ不要です。

ただし、下記パスポートの有効残存期間は入国時に3 ヵ月以上必要。

入国時に、滞在先・期間・目的を証明するもの、海外旅行保険、滞在中の費用を証明するもの、出国用航空券が必要です。

またコソボは EU に加盟してないので、シェンゲン協定外です。

詳しくはコソボ共和国大使館 HP をご参照ください

 

コソボ治安

コソボ北部を除けば,治安状況は比較的落ち着いていますが,民族間の対立を原因とする事件や小競り合いが起こっているのは事実です・・(・_・)

また,首都プリシュティナでは,ひったくりやスリなどの窃盗が深刻な問題になっていますので,十分注意してください。

コソボには日本国大使館がないため,事件・事故等に遭遇された場合,現地警察及び在オ-ストリア日本国大使館(コソボ兼轄(国番号 43)-1-531920)に連絡してください。

緊急時の連絡先
・警察:固定電話 92(公衆電話無料)/携帯電話 192/固定・携帯 922
・消防:固定電話専用 93(公衆電話無料)
・救急:94
・在オーストリア日本国大使館:(オーストリアの国番号 43)-1- 531920
(オーストリア国内からは(市外局番 01)531920)

 

コソボの歴史【コソボ紛争】について

そもそもコソボ紛争とは?

1996 年から 1999 年に行われたコソボの独立を巡って起こった2つの武力衝突のことです。

ユーゴスラビア軍及びセルビア人勢力と、コソボ独立を求めるアルバニア人テロリストであるコソボ解放軍との戦闘です。

紛争を経て、現在のコソボの治安はかなり良くなっています。

ちなみにコソボ紛争は大きく2つの衝突がありました。

もし興味があれば、下記も読んでみてください(^^)

① 1998 年 2 月~1993 年 3 月
コソボ解放軍(アルバニア人武装勢力)とユーゴスラビア軍(セルビア人)による争いで、結果、多数のセルビア人がコソボから離れることとなり、アルバニア人が人口のほとんどを占めるきっかけとなった大規模な紛争です。

② 1999 年 3 月~1999 年 6 月
1に加えて、NATO がアルバニア人武装勢力を支援し、アルバニア人勢力はユーゴスラビア軍との戦闘を続け、コソボにおいて大規模な人口の流動が起こった。

+α 1999 年 6 月~
ユーゴスラビア軍が撤退し、KFOR(コソボ治安維持部隊)が進駐。

KFOR はセルビア人など少数派住民を迫害から守りきれず、多数のセルビア人住民などが迫害を逃れて難民となりコソボを離れる事態を防ぐことはできなかった。

セルビアからの分離独立後は、一時的に町は廃墟と化したが、独立を機に急速な発展を遂げ、現在に至ります。

また、NATO 傘下の KFOR が駐留し、治安維持に努めていることもあり、治安はかなり良くなっています。

 

コソボでの移動手段

国が小さいので公共交通機関はバスがメインです。

長距離・短距離共に観光する際はバスを利用しましょう!

コソボは小さい国にも関わらず車移動が当たり前の国。

そんなこともあって特に首都では車の量が多いので、観光の際には十分注意しましょう!

 

コソボ物価

日本の 1/2~1/4 程度でヨーロッパの中で物価の安さ TOP3にランクインするくらい、リーズナブルです✨✨

特に野菜や果物は破格といえるくらい、ものすごく安いです!!

トマト1kgで約0.8ユーロ・・!

リンゴ1kg で約0.9ユーロ!

と日本ではその値段だと1個買うのも難しいですよね(・_・)

食費がとっても安くつくので、節約スタイルでの旅行であれば、自炊をおススメします!

レストランよりスーパーが断然安いです。

 

コソボ観光ベストシーズン

コソボ観光のベストシーズンは4月から 10 月ですが、特に雨の少ない 6 月から 9 月が特におすすめです。

 

コソボ観光おススメ日数

私個人の意見にはなるのですが、5日~7日がおススメです。

小さな国なので、5日間でも満足できる旅行になりますが、ゆっくり時間をかけて観たいという方には7~8日がベストかなと感じます!

 

コソボの食べ物

File:Prishtina tiffany cuisine.jpg
Bresta, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

コソボ料理は世界三大料理といわれるトルコ料理の影響が強く、結論からいうと、とっても美味しいです!(^^)!

また、物価がとても安いのでグルメ好きにはたまらない美味しい料理をリーズナブルに楽しめますよ♪♪

 

おススメ観光スポット

・【歴史都市】プリズレン/Prizren

Prizren, Kosovo, Cidade, Mesquita, Paisagem, Townscape

観光目安時間:半日~2 日
コソボ南部最大の都市であるプリズレン。

かつてオスマン朝の支配下におかれた時代もあり、オスマン朝時代の古い建物が残る山に囲まれた美しい都市です。

プリズレンの住民はイスラム教徒が大半であるために、市内にはあちこちにモスクがあり、まさにイスラムの風を感じることができる街です(*^-
^*)

紛争の傷跡を感じさせないほど、町はきれいに再建されて、住んでいる人々はとても朗らかで明るいのが魅力です(*^-^*)

オレンジ色の屋根が魅力的でどこを見ていても絵になるような心をつかまれるお洒落なスポットばかり♡ただぶらぶら散策しているだけでも十分楽しめますが、時間があれば街を見渡せる周辺の山にトレッキングして絶景を眺めるのもおススメですよ~~♪

◎是非足を運びたいスポット◎

・プリズレンの城塞 -市内が一望できる絶景スポット。

File:Prizren City from the Castle.jpg

 

・石の橋 – ルンバルディ川に架かる石橋。モスク・セルビア正教会・城塞・旧市街の街並みが一度にレンズに収まる絶景スポット!

File:2011 Prizren, Most kamienny.JPG
Photo: Marcin Konsek / Wikimedia Commons

 

・リェヴィシャの生神女教会 – 世界遺産。セルビア正教会の聖堂。14 世紀に建造され、唯一今日まで生き残った美しい中世の教会。

 

・シナン・パシャ・モスク – プリズレンで一番きれいなトルコ系モスク。


ShkelzenRexha, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

 

・パリの橋  – 別名“呪いの橋”だそう・・ 橋の両サイドには沢山の鍵が・・!

 

・プリズレンの噴水 – 400 年以上湧き続けている街の中の噴水

 

・【首都】プリシュティナ/Pristina

Kosovo, Prishtina, Pristina, Dos Balcãs, Cidade, Céu

観光目安時間:1日~3日
コソボの首都「プリシュティナ」✨

街はとてもきれいで、紛争があった傷跡は一つもありません。

コソボという国のエネルギーがみなぎる町で、街の中は若者で溢れ、おしゃれなカフェやレストラン、ブティックショップなどが軒を連ねていて歩いているだけでワクワクしてくる街です(*^-^*)

残念ながら、90年代に勃発した内戦によって街が焼け野原となった過去があり、歴史的な見どころはないのですが、コソボの面白い建築物が沢山見られる街なので、是非立ち寄ってみて欲しい場所です!

◎是非足を運びたいスポット◎

・オールドタウン – プリシュティナで最もコソボらしい雰囲気が残るスポット。

・オールドバザール – 野菜、電化製品、靴や衣服が激安で売られている昔からある大きい市場。

・マザー・テレサ大聖堂 – アルバニア人である、マザー・テレサの功績を讃え、その死を悼む目的で建てられた大聖堂。

・マザー・テレサ通り – プリシュティナ市内を南北に走る歩行者専用のメインストリートで、カフェやレストランが軒を連ねる。

・グラチャニツァ修道院 – 世界遺産のコソボの中世建造物群の中の 1 つで、後期ビザンティン建築の最高作品のひとつといわれている。

 

・【山のアクティビティと街歩きが楽しい】ペチ(ペヤ)/ Peja


Valon Begolli, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

観光目安時間:1日~2 日
コソボの西側に位置するセルビア人が住んでいる街“ペーチ”。

セルビア語ではペヤはペーチと呼びます。

首都プリシュティナからは電車/車で約 2 時間の距離でアクセスができ、ペヤに住む人々は心の底から親切でお世話好きな人々が多いです。

ここは本当にヨーロッパかと思うくらいとても陽気でフレンドリーなペヤの人々からは様々な意味で感化されます(*^-^*)

コソボで一番有名なペヤビール(日本でいうキリンのような存在)の工場がこの町にあります

また、ルコバ渓谷はペーチを訪れたなら是非とも足を運んでみてください

緑美しい大自然の中での、トレッキングや川沿いの素敵な雰囲気のレストランなど魅力的が沢山です(#^^#)

◎是非足を運びたいスポット◎
・ペーチ総主教修道院  – ルゴヴァ渓谷のすそ野が広がり、とても美しい環境の中に建っている修道院。

・ルコバ渓谷/Rugova Gorge – 修道院のすぐそばにあるペーヤの町からモンテネグロ、アルバニアとの国境地帯まで続く広大な渓谷。川沿いのカフェ/レストランは雰囲気抜群で美味しい川魚料理が食べられる。


Agim Mala, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

・オールドタウン – 日本の昭和を感じる雰囲気漂う街。ナッツ屋さんやカフェ、レストランが軒を連ねる賑わいある古都を感じられる由緒ある通り。

・テウタ女王通り – ペーチで最も大きな通りで、アイスクリーム・カフェ・レストランなどが軒を連ねる。

 

・【コソボの小京都】ジャコバ/Gjakova

Gjakova
Charles Roffey

観光目安時間:半日~1日
ジャコバは木造家屋が通りにずらりと並び、まるで京都の町屋のような景色が一面に広がる歴史ある街です。

そこに広がる素朴で懐かしい景色は、昭和初期の京都の街を歩いているかのようで、京都の町屋が軒を連ねる景色にそっくりです✨✨

歴史の趣きを感じられるジャコバですが、実は紛争によって受けた影響が大きく、修復されるまでに時間を要したそうです。

今に至ってはどこを歩いていてもフォトジェニックで、どこか懐かしさと温かさを感じられる趣きがある素敵な街です♪

特に石造りの可愛らしい家々や石畳の通りはただ歩いているだけで、自然と笑顔がこぼれてきそうですね(*^^*)

◎是非足を運びたいスポット◎
・裏路地 – メインストリートとは少し異なる色彩でパステルカラーの壁が連なるどこまでも可愛い裏路地

・オールドマーケット – 民族衣装や珍しい楽器、生活用品などが並ぶ活気溢れる大きい市場。カラフルな織物で作られたクッションカバーやマットはお土産にも◎!

 

まとめ

いかがでしたか?

2008 年に独立を宣言したバルカン半島の小国、コソボ。

日本の岐阜県ほどの国土面積しかない小さな国ですが、周囲は多くの国で囲まれており、歴史的にも宗教的にも異文化が混ざり合い、若者の活気溢れたプラスのオーラが漂う国。

大自然のパノラマ、歩いているだけでワクワクするお洒落な街並み、コソボのパワーが集結しているマーケットやイスラムの雰囲気漂う歴史ある建物など・・他の国にはない独特な雰囲気と、のんびりとした素朴な空気がコソボの最大の魅力です✨✨

悲しい過去があったために、あまり良いイメージがないかもしれませんが、悲しい歴史を乗り越えて現在では、治安も良く観光資源に溢れた魅力溢れる国に成長していて、観光にコソボの国家レベルで力を入れています!(^^)!

日本ではまだまだ情報が少ないコソボですが、訪れてみる価値は多いにあると個人的に感じます!

一度しかない人生!興味があれば是非行ってみてください!

そして現地でしか体験できないことを体験し、風景に感動し、美味しいものを食べ、思いっきりEnjoy しましょう~!!

今回の記事が少しでも参考になれば幸いです

最後まで読んで頂き、ありがとうございました(*^_^*)

Cafeholic でした!

prishtina, Kosovo
最新情報をチェックしよう!

コソボの最新記事8件

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.