photo:Thomas Galvez
ムンバイ・ダラヴィ地区とは
ムンバイにダラヴィと呼ばれるスラム街があります。
ダラヴィはアジア最大規模のスラム街です、その規模は約2.1?、人口70万人、その過密度は世界一といわれています。
ダラヴィは、イギリス植民地時代の1883年に設立され、植民地政府による市半島中心部の工場や居住区からの追放、また貧しい農村から都市であるムンバイに移住してきた人達の集合コミュニティです。
そのためダラヴィには、とても多くの宗教、民族、そしてエスニックの人達が暮らしています。
スラムと聞くと少しこわいイメージを持つ方もいるとは思いますが、このスラム・ダラヴィでは、あなたの想像を裏切るような出来事が日々起きているのです。
ムンバイ・ダラヴィ地区・マップ
地図でご確認頂けるように、ダラヴィはマウントメリー教会やインドムンバイのゲートウェイのある南ムンバイの海岸地区の一部あります。
当時のイギリス政府はこの海岸先端エリアからこのダラヴィに人々を追いやったわけですね(-_-メ)
希望のスラム・ダラヴィ
↑ダラヴィのために活動するNGO団体『Reality Gives』のインタビュー動画です。
ダラヴィには小さな産業がたくさん稼働していて他のムンバイのスラムとは違います。
ここでは多くの産業が行われていて、多くの家庭企業がスラム街の居住者の多くを雇用しています。
産業内容は様々ですが主にプラスチックのリサイクル、アルミの再生、ペンキ缶や紙の再生が行われています。
更に驚くことは、ダラヴィ全体での年間総売上高は10億米ドルを超えると推定されています。
ですから、ダラヴィはスラムでありながらコミュニティ全体で大きな利益を得ていることがわかりますね。
つまりダラヴィに貧困がありつつも同時にたくさんの企業も存在するということです。
ここダラヴィでは10,000種類にものぼるビジネスが行われています。
ですので仕事がなくてストリートにただ座ってるだけだったり遊んでいるだけの人を見ることはないでしょう。
誰しもが何かしらの仕事につき忙しく過ごしています。
そしてこれまで、NGO団体『Reality Gives』が先頭に立ちこのダラヴィの成長を助けてきました。
彼らは、スラムの子供達が栄養失調にならないようにと、栄養指導教育を行ったり、子供たちへ英語や他科目を教えらえる学校を開校しています。
学校の教師はダラヴィ出身で彼らの教育を1年間受けた女性達です。
こうすることで教育の中にもダラヴィ内で雇用を生み出しているのです。
ムンバイ・ダラヴィ・ツアー
映画『スラムドッグ$ミリオネア』のロケ地にもなったムンバイのスラム街へ!
個人ではなかなか行くことのない「スラム街」をガイドと一緒に見学。
巨大なスラム・ダラヴィ地区に暮らす人々の生活を垣間見ることができます。
スケジュール ピックアップ場所 お送り場所
09:00 ホテルお迎え ガイドと一緒にスラム街へ ※下記スポット全てにご案内できない場合もございます。 ◆リサイクリングエリア世界中から集められた古いパソコンやプラスティック部品がここでリサイクルされます。プラスチックを分解したり溶かしたりする再生利用工場があります。 ◆工場の屋上ここからは、眼下に多くの貧しい人々が暮らす汚く狭い小屋の群れが見えます。この光景は一生目に焼きつくことでしょう。 ◆パン屋さんムンバイのいたる所で売られているスコーン(温かい新鮮なソースをつけて)を試食します。 ◆パーパド作りを見学インド料理に欠かせないパパード(極薄のクラッカーのようなもの)作りの様子が見られます。 ◆人口が増えつつあるダラヴィ地区の民家 ◆陶器職人の村(Kumbharwada)職人さんが粘土から作り、窯で焼かれる前に乾燥させているたくさんの陶器が見られます。 ◆幼稚園やコミュニティセンター 13:00 ホテルお送り ※時間が前後することがございます。
まとめ
いかがでしたか?^^
貧困のない日本ではスラムの存在自体が珍しいですよね。
ムンバイに行くことがあれば是非ボランティアでもツアーでもなんでもかまいません。
足を運んで力強く成長を続けるダラヴィをご自身の目でみていただけたら嬉しく思います!
世界の貧困が少しでもなくなればと願うばかりです。
最後までありがとうございます^^