警察には注意!バリ島楽しいバイク旅
バリ島を旅するなら、バイクで風を感じながら気の向くまま行きたいところへ足をのばしてみたい。バイクのレンタルだって手頃だし、恋人や仲間と色んな景色を楽しみながら素敵な旅の思い出をつくりたい。
きっと沢山のバリ島を訪れる人は、そうやってバリが好きになるのだと思う、、。
でも、バリ島に楽園をイメージしているあなた、大きな落とし穴がありますよ!!
バイクで行くおすすめのコース
バリには紹介しきれないほど見どころがたくさんありますが、ここではクタからバイクを出発する場合の一日コースを紹介します。
おすすめはバリ南部の半島先端にあるウルワツ寺院、クタからグワーッと海岸線を下っていきます。道が分からなくても、走りながら地元の方に「ウルワツテンプル!」と叫べば、みんな指をさして「あっちだよー!」と教えてくれます。これもまた旅の楽しみ方ではないでしょうか(笑)
Michelle Maria [CCBY3.0]
ウルワツ寺院はクタ中心地から約23㌔、時間にして約1時間半ほど。礼拝時は無料で貸し出してるサロンを着用します。寺院は一時間前後で見て回ることができて、至るところにお猿さんがいます。(僕の友人は猿をからかったら本気で威嚇返しされてめっちゃビビってました笑)
ウルワツ寺院をあとにしたら、クタ方面へ半分戻ってジンバランへ。ジンバランは、シーフードが豊富なことで有名で、海鮮レストランが浜辺にずらーっと並んでいます。BBQスタイルで浜辺でロブスターやカキなど高級海鮮食材が日本では信じられないほどお手頃な値段で提供されます。
photo: drcw
出発時間にもよりますが僕たちの場合は出発がお昼ごろで、ジンバランについたのはなんだかんだ夕方近くでした。(途中スコールにやられて一時間近く雨宿りしたということもありますが、、。)
もしまだお腹がすいていなくてもビーチで少し泳いでたりしてお腹を空かせるのもいいでしょう。
レストランごとにメニューや値段もそれぞれなので、数件メニューをみせてもらったり値段を聞いたから決めるのがおすすめです。
食事を済ませて、クタに戻る頃には、途中どれくらい寄り道するかによりますが5-6時間を費やしていることになるので、ほぼ丸一日かけて遊べちゃいます。
バイクレンタル方法
バリには至る所にバイクのレンタル屋さんがあって、パスポートとお金さえあれば簡単に借りることができます。
※申し込み書を記入する際宿泊している宿の住所の記入が必要となります。
えっと思う方もいるでしょうが、免許証の提示を求められることは基本ありません。
日本で取得できる国際免許について
バリに来る前に、バイクのレンタルを検討されているかたは、事前に国際免許を取得しておきましょう。(バリでは車よりもバイクのレンタルの方が一般的、長距離移動の際はタクシー移動が主流です。)
ただこの国際免許ですが、一つ知っておいてほしいことがあります。
国際免許証は、ジュネーブ交通条約によって発行されるもの、ウィーン交通条約によって発行されるものと二種類存在します。
日本はジュネーブ交通条約、インドネシアはウィーン交通条約加盟していて、お互いの国際免許に互換性がないのがどうにも厄介です。
ですので正式に運転したい場合はバリの警察署で免許書き換えをする必要がありますが、実際には大半の旅行者がジュネーブ条約の国際免許(もしくは無免許)で運転しています。
これについては多くの旅行者が通るめちゃくちゃグレーな部分です(笑)
バイクレンタルの料金
バリでバイクを借りる場合スクーターが一般的です。長期で借りるほど一日あたりの料金は割安になります。
料金相場は、125㏄のスクーターを一か月借りると700,000 ルピア ほど(7000円ぐらい、一日あたり200円)となります。
一日の場合相場は、 30,000-50,000 ルピア(250円~400円/日)となります。
もちろんショップによって値段はまちまちなので、これら料金を目安にして、交渉したり他店をあたってみるといいと思います。
ガソリンの値段と補給場所
photo:eGuide Travel
え、ガソリン入れるならガソリンスタンドでしょ?と思われたかもしれませんが、ガソリンスタンドはもちろんのこと、民家や小さな商店でもガラスのビンに小分けにされていてガソリンを購入することができます。
ガソリンの相場は、一リットルあたり Rp 8,000(60円)です。
腐敗しているバリの警察
Lukes Dad fight child protection department corru
バリの警察事情はあまりよくありません、というか腐敗しています。
お金で解決する習慣がついてしまっていて、言ってしまえばバリの警察はえげつない詐欺師化しています。
僕らは5人で3台のスクーターをレンタルして、ウルワツ寺院でお猿さんににらまれ、ジンバランで海鮮BBQをほうばり一日を満喫して「さー、クタに戻ったら楽しい夜が始まるぞ!」と最高な一日を過ごしていました、この事件が起きるまでは、、。
僕たち5人のバイク旅の様子です、こんな
お猿さん動画をみたい方はこちら
夕暮れ頃クタに戻ろうとすると、道路が混んでいたり道を間違えたりで、3台の内一台にのっていた二人の友人とはぐれてしまいました。
それでも、「大丈夫だろう。」とクタ方面に戻って街通を走っていると、、、
あれ?今、路肩に止まってたのは僕らの仲間ではないか??何してるんだろうと少し通り過ぎたところでバイクを止めて振り返ると、
二人の仲間は警察に捕まっていました、、。
さてここで僕らがとった行動はどれでしょう?
A、声をかけて一緒に捕まる
B、少し様子をみる
C、近くにあった木の枝を拾って警察を叩きのめす
正解は、C
ではなく、Bが得策だと考えました。
そして様子を少し離れたところでみていると、仲間二人は僕らのもとへ戻ってきました。
「TATSUちょっと一緒に来てよ、俺達じゃ話にならん」
どうやら話が複雑になり、言語の援護が必要となっていた様子、、。
交差点角にある小さな交番?のようなとこまで出向いていくと、いかにもシラフじゃねえだろって言いたくなるほど汗だくの警官が悪そうな顔して待ってた。
「だから4,000,000.ルピア払うのか、逮捕されるのかどっちがいいんだよ?!」
えっと、4,000,000ルピアは日本円に直すと、、、
約3万円!!!
ばか、誰が払うかそんな金額、ありえないじゃん!
というのもオーストラリアやニュージーランドの友達がバリで捕まっても10,000ルピア(100円以下)だと聞いていたからだ。
「じゃあ免許あるのか?」と言われてもない(笑)
しかし高すぎる、、。
そこで口をはさんできたのが実は先ほどからいた変なおっさん。
何やら警察と現地の言葉で話している、、。
「おっけ、1万円でいいってよ」
まあ、1万なら5人で割ったと思えばたいした金額ではないので、了承することに。
捕まった二人はめっちゃ気分が下がっていた、、。
まだ終わらない事件 Part2
5人合流し、さてとりあえず宿に帰ろうと!思ったのもつかの間、
「ちょっと待ちなよ、まだ終わってねえだろ」
誰かと思ったらさっきの変なおっさん、、。
「助けてやったんだからさ、1万出しなよ」
「・・・は???」
うわーめんどくさっ!!
「俺が助けなかったら、3万払うことになってたんだぜ?だから1万で勘弁してやるよ」
この時、僕らは無言だったが、心の中は一つだった。
「ブーーーーン = 3」
無視することにした。だっておっさん徒歩なんだもん(笑)
僕らが考えるに、あの汗だく警察とおっさんはグルだったに違いないという話になった。
最後に
警察に捕まるという事件が起きはしたが、でもそれさえ楽しかったバリのバイク旅の思い出である。
あなたに伝えたいポイントは、
・国際免許を取得すること(ジュネーブ条約のものでも持っていれば見逃してもらえることもあるという)
・警察に高額な金額を言われてもすぐに払わない。(値引き交渉を出来るだけする)
他にもバリに関する記事書いています。
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