モロッコ砂漠の旅|マラケシュ②

バックパッカーの皆さん、こんにちは。
マラケシュ旅行記①では、モロッコの歴史や気を付けたい注意点を中心に書いてきましたが、ここからは私が実際に経験した旅の様子を書いていきます。

マラケシュの街を探検

マラケシュ・メディナ (旧市街)とカタツムリ

マラケシュに到着したら宿にチェックインをして、荷物を部屋に置いたらメディナに夕飯を食べにいきましょう!
メディナはマラケシュの中心にあるマーケットエリアで、数多くの露店が出ています。食事ができるレストランから革製品や銀製品などの伝統品などを売る商店まで数百の露店で朝から晩まで賑わっています。
その賑わいぶりは、珍しい品々に少し目を奪われては友人とはぐれてしまうほど人で満ち溢れています。
腹を空かせすぎていた我々の目は、気付けば大量のカタツムリが煮込まれている大鍋に奪われていました。

Photo by Dan Lundberg
カタツムリスープと呼ばれるモロッコの伝統的な食べものということで、
出会ったが定め試してみよう!パクっ、もぐもぐ。
ん~、、味は醤油で煮込んだ煮物みたいでした。ただ少しカタツムリならでは?の臭みがどうしても気になります。紙コップに盛られ頂くことができますので是非是非マラケシュに来たなら試してみてください!

ジャマ・エル・フナ広場

ジャマ・エル・フナ広場は、マラケシュのメディナにある広場の名称です。
カタツムリディナーでは少し物足りなかった僕らは、きちんと食事を取ろうということになりました。広場には何人かストリートレストランのための客引きがいて、店の紹介をしてくれて値段交渉も出来ます。
串に肉や野菜などがランダムに刺さっていて、パンもあったので美味しく頂きました。

photo by Antony Stanley
さーて、お会計を、、とお願いしたら。
交渉した客引きの男の言った値段とは全く違う!値段は二倍近く請求されて、そんなの初めからわかっていたらこないわ!みたいな値段でお得感全くなし。
さすがに納得出来なすぎる、、。
話が違う!言うと店のスタッフは不機嫌に、、
イラっと来た私は、「じゃあいいよ、約束通りの値段でやってくれないなら、一円も払わないで帰る。こっちはどっちでもいいから決めて。」と言いました。
すると相変わらず不機嫌そうにしながら、じゃあいいよと約束された値段をこちらは払いました。(当然のことのようにも思えますが)
モロッコ初日、滞在時間にして4時間。一話の空港タクシー事件に続き、既に問題ごとが2つ。何も起きない旅も退屈だけど、少し頻繁だなと感じながら、とりあえず店を後にしました。
そういえば、そのストリートレストランでは、私達が食事をしている最中もロシア人のカップルが同様に請求された値段に対して文句を言っていました。しかし彼らは渋々文句を言いながらも払っていました。
珍しいことでもないのだろうと思い、少しでもイラっと来た自分を慰めました・・・
話は変わりますが、私と相棒は音楽が大好きで、どこへ旅をしてても相棒がギターを弾き僕が歌う。そんな旅をしていました。
ただ今回は相棒がギターをスペインに置いてきてしまったので、何か遊び道具が欲しいねと結局二人でギターを購入することにしました!
それで実際に買ったギターがこれ
じゃーん、名前はギターラです。(ちなみに本は僕の旅のバイブル・アルケミストです。)


アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫) [ パウロ・コエーリョ ]


アルケミスト (Kodansha English library) [ パウロ・コエーリョ ]

ギターラは、値切って値切って250ディルハム(日本円で言うと3000円ぐらいかな?)でした!
アコースティックギターで、音合わせをするのが少し大変な子でしたが、それなりに綺麗な音を奏でてくれるいい相棒でした。(ちなみに今はグラナダの友人の家に預けてあります)
宿に戻り、屋上のいい感じのデッキで、相棒がギターを弾き、僕が歌う。そして宿のスタッフがジャンベをセッションに交じり、気付けば他のバックパッカーも参加して楽しい一夜となりました。
この夜の中でも印象深かったのは、みんなでライオンキングのあの曲を歌ったことです。

「ジャ~ングルで寝ているよライオンが~、ジャ~ングルで寝ているよライオンが~♪」
このフレーズを各国の言語で歌っていくわけです(ちなみにこの時は英語、日本語、スペイン語、ドイツ語、フランス語が揃いました)
音楽は世界共通っていう人をよく聞くけれど、本当だな~って感じた瞬間でした。
もし、機会があればやってみてください、なんか平和な気持ちになりますよ☆

マラケシュのスーク (市場)と折り鶴

モロッコ到着2日目、気持ちよく眠ってすっきりした僕らは、朝食のパンケーキとコーヒーを頂いてから、いざ改めて街探検へ!
マラケシュのスーク(市場)は迷路のよう。 

街の至る所に目を引くお店が並んでいます。スパイスやドライフルーツ、絨毯や銀製品、色鮮やかなランプも沢山沢山並んでいます。

そんな中、僕が相棒と暇を見つけてはやっていたことが【折り鶴】です。
ノートや街で受け取ったチラシなど何でも暇さえあれば折り鶴にします。初めはアメリカ人の相棒に折り方を教えてあげたことから始まったのですが、気付けば立派なナンパの手段と化し、折れば人が寄ってくる、寄ってきてはおり続けました。
そして人々はあなたに尋ねます。「それは何だい?」と
そして私は彼らに伝えます。
「これは日本の重要な文化で、願いを込めて鶴を折ることでその願いがやってくる」のだと、、
「時には、家族の幸せを。そして時には友人の病気の回復を願うのだと」
そう伝えながら、会話を交わした全ての人々へ折り鶴を手渡していくのです。
実際の折り鶴は、
千羽鶴など健康への願いや縁起担ぎ的な意味合いが主に挙げられますが、嘘も方便とはこのこと。
日本の美しい折り鶴文化ですもの、いい気持ちで受け取ってもらってその人の一日が良い日となればそれでよい。そして彼らは人々へ語り、こうして日本の良い文化が広まっていくのです。
旅人の一期一会が世界を変えるまでにいかなくとも、出会った人の一日を幸せに変えられたらそれで十分ではないだろうか。
素敵なお話はここらへんにして、
レストランでタジンを食べながら折り鶴を折っていると、3人のポルトガル美女の視線を感じたので、お誘いして鶴の折り方口座を開くことに。

photo by Pedro Ribeiro Simoes
するとすると、店主がやってきて俺にも教えろよと(笑)
こうして、最終的にはみんなで大小の鶴を折り、記念にお店に飾らせて頂くこととなった。
これも今、思えばモロッコ旅の中で微笑ましい思い出の一つですね。

公園【Parc El Harti】とマラケシュ子供ギャング

よくある話だが、スークを歩いているとよく道に迷う。
気付けば公園のようなところに来てしまったので仕方なく中を歩いてみることに、、
公園内は緑がきれいに整備され、とても静かで所々の木にみかんが成っていた。

photo by George Rex
僕は相棒とミカンを?いではキャッチボールならぬキャッチミカンを始めた。
すると、公園のかたわらにあるスポーツが出来るグラウンドの脇に座っていた4人の少年少女が立ち上がりこちらを見ながら歩いてきた。
「一緒にキャッチミカンする?」
一緒に遊びたいのかと思い誘ってみた。するとかわいらしい顔をした少女が
「お金だしなよ」
「えっ?」僕は耳を疑った、、「何?」
少女「あのね、ここは私達のエリアで勝手に入ることは許されないの、仲間を呼ばれたくなかったらお金出しな」
完全な脅迫+カツアゲだった。
「ごめんね、持ってないんだ」
少女「嘘じゃん、出しなよ。」
面倒くさくなってきたので、僕らは話すのをやめ、公園をでるため歩き始めた。しかし、少年達は「お金だしなよ」を何度も繰り返しながら、少しの間僕らのあとをつけてきた。
さすがに5分も経とう頃には、彼らも諦め去っていったが、僕の中ではあのかわいらしい姿の少女からそんな言葉が出るものかと未だに小さな驚きを感じていた。

Kasbah Mosque


マラケシュで最大のモスクで12世紀に建てられました。残念ながらイスラム教徒以外は禁じられているので中に入ることは出来ませんが、外見だけ見るのもとても美しいですよ。
特にモスクのミナレット(塔)は、金メッキの球体とタイル調のモザイクがとてもきれいです。
おすすめは夕暮れ時に、塀に登って座り、この時間帯の人々の動きを観察しながら一日の終わりを楽しむことですね。

最後に

マラケシュ旅行記②いかがでしたか?
マラケシュはモロッコに来るなら必ず1、2日は過ごしてもらいたい場所です。メディナやスークの探検をしていい思い出となる出会いや面白い発見をしてほしいなと思います。
またサハラ砂漠へ行くならメルズーガのツアーがおすすめです。

おすすめツアーのリンクを貼っておきますね。
是非チェックしてみてください
マラケシュ発メルズーガ行きの3日間の砂漠ツアー

それでは最後まで読んで頂きありがとうございました。

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