南アフリカのスイスと呼ばれているアフリカ唯一の王国・・“レソト王国” ?
日本ではまだまだ知名度が高くはないマイナーな国・・そんなこともあり、あまり情報がなく、小さくマイナーな国で注目されることがないのでないちょっぴり残念です(._.)
アフリカ南部に位置し、周囲をぐる~っと南アフリカに囲まれるようにして存在するレソト王国は、国全土が、世界遺産にも登録されている“ドラケンスバーグ山脈”の中にあります(*^-^*)
世界最南の内陸国であり独立国であるレソト。国土のほとんどが標高 1,400m 以上にある世界で最も高い場所に位置した国です!
そんなレソトは「天空の王国」という別名で親しまれています♪
レソト王国の最大の魅力は何といっても自然の恵みにあります。
標高が高いところにあるレソト王国は南アフリカのスイスとして親しまれており、四季があり、アフリカとは思えないくらいとても爽やかな気候で快適です(*^^*)
365日のうち約300日が晴天なので、いつ行ってもだいたい晴れているので、とても過ごしやすいレソト王国のお天気は旅人にとってはまさに楽園のような場所です。
ここは本当にアフリカなのか?!と疑うような、緑が青々とした大自然の中に見られる、なだらかで美しい山々にどこまでも青々とした澄み切った空・・そんな自然の恩恵をたっぷりと受けたレソト王国は特に自然が好きな方にはたまらない魅力が詰まっています(*^-^*)
レソトは貧しい国ではありますが、現地の人々は歓迎の心で溢れています(*^^*)
素朴で温かい現地の人々はいつも笑顔が満開で、とってもほがらかなので、こちらも自然と笑顔になれます♪♪
今回はそんな自然の恵みをたっぷり感じられる国“レソト王国”の魅力を紹介していきます(*^-^*)
レソト王国の観光まとめ【完全版】
レソトの治安
レソトはアフリカの中でも珍しく、外務省からの危険情報が一切出ていない国です。
治安面では比較的安定しているといえますが、やはりここはアフリカ・・治安に対する注意は常に心掛けてください。
レソトは未だ国民の約半数以上が貧困層です。盗難や強盗などの事件もあるので、手荷物には細心の注意を払いましょう!
一人だけでの外出も避けるべきです。レソトでのアジア人は、ただそこにいるだけ目立つものです。
また、万が一に備え十分な補償のある海外保険に加入することも大切です。
何かあってもレソトでは十分な医療が保証されていないという事も覚悟しなければなりません。それなりの身構えをしっかりと持って行きましょう!
レソトの物価と予算
By <a href=”//commons.wikimedia.org/wiki/User:Szajci” title=”User:Szajci”>Szajci</a> – <span class=”int-own-work” lang=”en”>Own work</span>, CC BY-SA 4.0, Link
レソトではロティという通貨があります。
ロティはもちろん、南アフリカ通貨であるランドもどこでも普通に使えます! ロティとランドは等価なので、お金が混ざってしまっても分かりやすくなっています(^^)/
他の南アフリカ諸国に比べると、レソトの方が物価は少しリーズナブルだと感じるはずです。レソトの物価は日本と比べると約 1/4~1/5 程度です。
ただ難点としては、宿の数が少なく、バックパッカー用の安宿はほとんどないと思っておいてください。
一つの村に宿泊施設は1~2カ所です。 本当に安く泊まりたい!という方はテントを持参しましょう!
おススメ滞在日数は7~8日間なので、仮に8日レソトに滞在したと仮定して旅行総費用の目安を算出してみましょう!
・食費: | 250~300 ロティ (1,700~1,900 円) |
・宿泊費: | 1,200~1,800 ロティ(7,700~11,600 円) |
・交通費: | 500~800 ロティ (3,200~5,200 円) |
・ その他: | 500~800 ロティ (3,200~5,200 円) |
・合計: | 2,450~3,700 ロティ (19,500~23,900 円) |
レソトの四季
レソトでは 8 月~10 月が春、11 月~1 月が夏、2 月~4 月が秋、5 月~7 月が冬にあたります。
春には、ピンク色の可愛らしいモモの花が咲き、レソト全体が一面ピンク色に染まります。
夏は、ウォータースポーツが盛んな季節、秋は大自然の中でハイキングやキャンプを楽しめます♪♪また、冬には山に雪が積もり、スキーやスノーボードなどのウィンター巣ポートが楽しめます♪
レソトが未だ南アフリカの独立国であるワケ
南アフリカ共和国の中には、スワジランド王国とレソト王国という 2 つの国が存在しています。
レソト王国一帯はかつてアフリカ人の王モシュシュが治めていました。
そこに 1820 年代ズールー族に追われたバソト族が避難し、当時の王が彼らを保護したため、さまざまな部族の避難民が集まり、団結し、イギリスに保護を求めました。
モシュシュ王が亡くなるとイギリスはここをケープ植民地に組み入れようしたものの失敗に終わり、ケープ植民地が南アフリカ共和国として独立する間もかたくなに保護領を守り通し、1966 年に独立してレソト王国となりました。
レソト|MUST VISIT 観光スポット
1. 【世界遺産】セサバテーベ国立公園/Sehlabathebe National Park
セサバテーベ国立公園動画 Youtube
観光時間(日数)のめやす:半日~2日
首都マセルから車で約 6 時間、南アフリカとのレソト両国にまたがる世界遺産“セサバテーベ国立公園” 。レソト国内初であり、最大級の国立公園です(*^^*)
標高約 2,400m 付近に位置しており、多種多様な動植物や野鳥、見渡すかぎりの断崖、ユニークな形状の岩など、魅力的なスポットが沢山です!
そんな公園内には、絶滅危惧種をはじめ、数多くの動植物が生息しています!(^^)! 真っ青な空と美しい緑と、きれいな水が織りなす大自然のコントラストはここでしか見られない絶景です。
また、公園内では、マロティ山脈からくみ上げたミネラルウォーターが美味しいお水だと評判がとても良いので、もし行かれるのであれば是非山から湧き出るミネラウォーターもご賞味くださいね~!!
住所 | Sehlabathebe_National_Park_Qacha_s_Nek_District, Lesotho |
アクセス | 首都マセルから車/バスで約6時間 |
【世界の絶景100選】アフリカ南部で最大の落差を誇る滝の絶景に息を呑む・・!
マレツニャーネの滝@セモンコン村/Maletsunyane Falls@Semonkong
観光時間(日数)のめやす:1日~2日
首都マセルから車で約 2 時間、3,000m級の山の中にあるセモンコンという小さな村の郊外にアフリカで最大落差を誇る“マレツニャーネの滝”が存在します。
なんとその落差は 192m!!この落差はなんと、アフリカを代表する世界三大瀑布の一つ“ビクトリアの滝”(落差 108m)を上回る長さで、世界の絶景100選に選ばれています(*^^*)
偉大な断壁から流れ落ちるその迫力ある姿は、グランドキャニオンのようで、眺めているだけでもパワーがみなぎってきそうです(*^▽^*)
滝まではセモンコン村からトレッキングで約2時間弱ほどかけて辿り着くことができます!
トレッキングでは、ただ景色を楽しむだけでなく、この村で暮らす人々の暮らしも垣間見ることができ、面白いです♪
馬やロバに乗って行き交う人々、放牧されてのびのびと暮らす羊や牛の姿、農業をしている村の人々、楽しそうに遊んでいる子どもたち・・とても温和で平和な時間が流れています。
2時間弱歩くのはキツイなということであれば、レソトの名物ポニートレッキングに挑戦してみてください!(^^)!
ポニーに乗せてもらいながら、道中の絶景も満喫しましょう!
首都から日帰りでも行けなくはないですが、おススメは1泊2日です。村唯一のこじんまりとしたロッジで、夜は満点の星空を眺めながらのホットコーヒーはきっとこの上ない至福タイムになることでしょう♪♪
テント持参であればキャンプもできるそうです。超スリリングなアクティビティーアブセイルマレツニャーネの滝では、世界最長のギネス認定を受けた「アブセイル」が楽しめることでも実は有名です!
ハーネスやロープを使った崖下降下のアクティビティで、その高さはなんと 204m!
目もくらむ高さを命綱 1 本で一気に降下していくので本当にスリリングなことがお好きであれば、是非トライしてみてください(^^)/
送迎付きで、約1万円前後でできますよ~!
ここでしかできない貴重な体験です(。-∀-)
住所 | Maletsunyane_Falls_Semonkong-Semonkong_Maseru_District, Lesotho |
アクセス | 首都マセルから車/バスで約 2 時間 |
レソトの高原地帯、村人の温かさがにじみ出る村
マレアレア/ Malealea
観光時間(日数)のめやす:1 日~2 日
首都マセルから車で約2時間半、標高 2,000mを超える盆地の一角にあるこじんまりとした村“マレアレア”
とにかく、モンゴルの平原のような広大な丘陵地とどこまでも続くなだらかな山々、そしてどこまでも広がる青い空と眩しい太陽・・それだけでも、十分レソトの醍醐味を味わえるのですが、マレアレアの最大の魅力は、村に唯一の旅人用の宿泊ロッジです!
南アフリカ人のご夫婦が経営しているこのロッジ、全て村人の手作りなんです!
村人みんなが働けて、村が発展するように、「持続可能」をコンセプトにしている素敵なロッジです。
こじんまりとした可愛らしい三角屋根のコロコロとしたレソトの伝統家屋に、山々の絶景が見えるロッジ内の広い広場・・夕方は地元の人々によるコンサートが開かれて、とても和やかな雰囲気に笑顔が溢れます(*^-^*)
こういった村人が一丸となったおもてなしにすごく温かみが感じられ、心も体もポカポカになります。
素敵なロッジで一泊し、レソト名物のホーストレッキングで、のどかな高原をひたすら散策してみましょう!!
トレッキングは1時間コースから数日間かけて楽しむコースまで様々なコースが選べます♪
住所 | Malealea_Mafeteng_District, Lesotho |
アクセス | 首都マセルから車/バスで約 2 時間半 |
絶景がずーっと続く国境ライン
サニパス/Sani_Pass
観光時間(日数)のめやす:1 日~2 日
首都マセルから車で約2時間半、標高 3,000mを超える南アフリカとの国境、ドラケンスバーグ山脈に位置する絶景スポット“サ二パスボーダー”
大自然の絶景以外本当に何もない場所です(。-∀-)
風景が全て絵になるような景色がひたすら広がっていて、そこにいるだけで遊牧民になったかのような錯覚を起こしそうです( *´艸`)
標高 3,000m 級の高い場所から見渡す眺めは、どこを見渡しても本当に息を呑むような絶景なのです
どこまでも続く青い空に、飾りっけのない大自然・・夜には何の光にも邪魔されず、真っ黒な空に特別に輝く無数の星が見えて、涙が出るくらいきっと感動することでしょう
素敵な絶景に心から感動するため、高地にいるということを忘れず・・適度に休憩を取り、ブドウ糖を摂るようにしましょう!
歩いていると、パンやお菓子、甘いミルクティーを売りにくるおばちゃんに出会うかもしれません(*^-^*)
出会えたらラッキー!焼き立ての素朴なパンと温かくてミルクティーは心も体も温まり、格別に美味しい・・と感じるはずです(^^♪
特に大きな荷物を持っての移動は要注意!ここは約 3,000m 級の高地なので、酸素濃度も平地の約70~80%です。
住所 | Sani_Pass_KwaZulu_Natal, Lesotho |
アクセス | 首都マセルから車/バスで約 2 時間半 |
独特な森林環境と希少な野生動物が暮らす
ツェハランヤネ国立公園/ Tsehlanyane National Park
観光時間(日数)のめやす:1 日~3日
首都マセルから車で約2時間、レソト北部標高約 2,000mのところにある 5,600 ヘクタールの広大な敷地をもつ国立公園“ツェハランヤネ国立公園”
マルチ山系の正面に位置し、大きな岩がゴロゴロの公園です。
そこには、この公園でしかみられない独特な森林環境が広がっており、セグロジャッカルやケープハイラックス、カラカルなどの他の場所では見られない希少な動物が生息しています(*^▽^*)
レソト屈指の絶景スポットとも言われており、公園内の大自然の中で見るサンセットは、山々と平地の鮮やかな緑と黄金色に輝く太陽とのコントラストが絶妙・・!!
言葉を失うほどの美しさです
住所 | Tsehlanyane_National_Park_Butha_Buthe_District, Lesotho |
アクセス | 首都マセルから車/バスで約 2 時間 |
砂岩の大地とレソトの歴史が詰まっている
タバ・ボシウ / Thaba Bosiu
観光時間(日数)のめやす:半日~1日
首都マセルの郊外に広がる砂岩の大地“タバ・ボシウ”
マソト語で「夜の山」という意味を持つタバ・ボシウ。
マセルからはミニバスで約1時間でアクセスできる標高約1,800mのところにある観光地です。
昼は小さな丘にすぎないのに、夜になると大きな山になるという伝説がある古くからある自然によってできた要塞の街です
タバ・ボシウはレソトの民族であるバソト族発祥の地でもあり、王族の住居跡や墓地が今も観光地かされ残されています。
歴史を感じながら、山道を歩いて小高い丘の頂上を目指す途中も緑が生い茂る大自然を満喫でき、特に先が尖った円錐形の岩山の中に巨人の足跡があるかのような谷底にある集落が見渡せるポイントは MUST VISIT です!
自然が織りなす異世界の風景は感動ものです(*^-^*)
余談ですが、この岩山をモチーフに、レソトの可愛らしい伝統的な帽子が作られたと言われているそうですよ( *´艸`)
住所 | Thaba_Bosiu_Maseru_District, Lesotho |
アクセス | 首都マセルから車/バスで約 1 時間 |
渓谷美の深呼吸がしたくなる壮大なダム
モハレ・ダム / Mohale Dam
観光時間(日数)のめやす:半日~1日
首都マセルから約2時間の距離、レソトの中央に位置する国内で2番目の大きさを誇る”モハレ・ダム“
渓谷美のダムとして知られているモハレ・ダムは渓谷を流れて辿り着く巨大な湖のようで、日本にあるダムを想像していくと大自然の絶景とダムの感じが一切ない絶景に驚きます(#^^#)
高原から見えるダムの景色は息を呑むほど美しく、時間が止まればいつまでも眺めていたい景色です。
レソトにあるダムではマスの養殖が盛んで、実は日本にも輸出されているので、スーパーで売られていることも・・!
日本から遠く離れたレソトですが、なんだか身近に感じますね。絶景を目の前に是非深呼吸してみてください♪
絶景を見ながら何もかも、スーっと吹っ飛ばし、心の底からリフレッシュしましょう♪♪
住所 | Mohale_Dam-Maseru_Maseru_District, Lesotho |
アクセス | 首都マセルから車/バスで約 2 時間 |
まとめ
いかがでしたか?
日本人にとっては、あまり馴染みのない未知なる国ですが、毎年開催される世界的に有名なルーフ・オブ・アフリカラリーの開催地として、世界からはひそかに注目されている国です♪
大自然と人々が共存しているレソト
そこに広がる大自然は、私たち旅行者の冒険心を掻き立ててくれ、一度足を踏み入れると抜け出したくなくなるくらい、自然が好きな方にはたまらない国です(#^^#)
国面積こそ小さいですが、そこに広がるスケールが桁違いの大自然の絶景を目の前にすると、今まで抱えていた悩みやストレスも一気に吹っ飛んでいきますよ!
自然は偉大です
そんな偉大な大自然と共に暮らす現地の人々もまた、心が広く、器が大きいおおらかな人々です(*^-^*)
国民の約98%がクリスチャンで、日曜日は教会に行って祈りを捧げ、休日は恵まれた大自然の中でピクニックやキャンプをするレソトの人々・・一年のうちほとんどが晴天という恵まれた天候の中で本当に大自然と共に生きている現地の人々の身体の芯から、素敵なパワーが湧いているような不思議なオーラを感じます (*^-^*)
余談ですが、007 やミッション:インポッシブルは実はレソトで撮影されています( *´艸`)
日本では決して見ることのできないレソトだからこそ見られる一つ一つの光景は、一生忘れることのない貴重な経験となり、思い出となることでしょう♪
行きたい!と思った時が旅行する一番のタイミングです?♪人生一度きりなので、少しでも行きたい!と思えたら、是非挑戦してみましょう(*^▽^*)
Eba le leeto le letle(よい旅を)!
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです
最後まで読んで頂き、ありがとうございました(*^_^*)
Cafeholicでした!